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0. Introductionはじめに

プロジェクトの概要

本ページでは、広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)が東広島市立図書館と共同で開発を進めるデジタルコンテンツの取り組みについて紹介します。

事業概要
●事業テーマ  : 東広島市地域学習用デジタルコンテンツ(通称:のん太の学び場)の開発
●連携協力機関 : 東広島市立図書館

●事業目的・内容: 小学生(おもに3・4年生)の社会科の地域学習などにおいて、保護者や地域の人と一緒に活用できるデジタル・アーカイブ(インターネット上の学習用教材)を開発する

 

東広島市立図書館は、東広島市の図書館として合計60万冊以上の蔵書をもち、中央図書館をはじめとする市内7館でサービスを展開する総合図書館です。地域の図書館として、東広島市の歴史、地理、産業などに関する様々な資料を収集・公開しており、子どもたちの地域学習にも積極的に活用されてきました

さらに現在では、TRC-ADEAC株式会社が制作・運営する、デジタルアーカイブを検索・閲覧するシステムである「ADEAC」を活用して、東広島市の小学校3・4年生が社会科の学習で使用している副読本『わたしたちの東広島市』や、副読本の別冊である『白地図で学ぶ東広島市』などの学習用教材をウェブ上で閲覧・活用できるように公開しています

このたび、教育の専門家ユニットの草原和博教授は東広島市立図書館の依頼を受け、子どもたち(おもに小学3・4年生を想定)の地域学習などにおいて、保護者や地域の人と一緒に活用できるインターネット上の学習用教材を図書館と連携して開発することになりました。

 

1. Process公開までの道のり

どのように開発が進められたか?

東広島市西条町付近の風景。Wikipediaより引用(画像をクリックすると元のデータにアクセスできます)。

東広島市は広島県の中央部に位置し、20万人近い人口を抱える広島県内有数の都市です。1970年代に広島大学が賀茂郡西条町(当時)に統合移転することが決定したことを契機に、周辺の4町が合併し誕生、その後さらに5つの町が加入して現在の形になりました。大都市である広島市と隣接し交通にも恵まれていることから、企業の工場や研究機関が集まり発展を続けています。このような性格から、東広島市は広島県の中では人口増加率が特に高い都市であり、また留学生や研修生等の外国人も多く住む国際色豊かな都市でもあります。

酒づくりがさかんで大学や研究機関が集まる西条町。多くの企業の工場や工業団地が立地する八本松町。豊かな自然がありホタルの里としても有名な志和町。商業のまちとして栄え歴史的な街並みが残る高屋町。ブランド和牛「黒瀬牛」の生産地であり広島市や呉市との結びも強い黒瀬町。中国山地に近く豊かな自然と高地を活かした牧場や観光農園が盛んな福富町豊栄町。多くの河川が作り出した段丘や渓谷が美しい河内町。市の最南部に位置し漁業や造船業が盛んな安芸津町。このように豊かな個性を持つ9つの町が集まって構成されている東広島市は、社会科や総合的な学習の時間などで行う地域学習の題材には事欠きません。

東広島市立図書館から依頼を受けた私たちは、広島大学で社会科教育を専攻する大学生・大学院生と協力して、2019年度の公開に向けてデジタルコンテンツを開発することになりました。2018年度から定期的にメンバーで集まってミーティングを行い、インターネット上のデジタルコンテンツであるという特徴をふまえ、どのようにフォーマットや表現上の工夫をすれば、社会科の教科書や副読本と組み合わせながらより効果的な探究ができるかを検討していきました。

 

コンセプトの検討と並行して、多様な視点から切りとることのできる東広島市という地域をどのように教材化すればよいかを考え、取り上げるテーマを選定。実際に現地を取材し、フィールドワークや聞き取り調査を通して教材の価値を五感で感じて持ち帰ることを心がけました。

 

取材の成果をふまえ、さらに検討を重ね、具体的なコンテンツとデザインを確定していきました。完成には1年以上の時間がかかりました。

 

2. Product開発したデジタルコンテンツ

どのような教材ができたのか?

2019年(令和元年)9月2日(月)、東広島市地域学習用デジタルコンテンツ、通称「のん太の学び場」が公開されました。公開時は、東広島市からも公式に報道各所へプレスリリースされました。

 

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「東広島市地域学習用デジタルコンテンツ(通称「のん太の学び場」)」の概要
(クリックするとPDFが開きます)

 

○東広島市地域学習用デジタルコンテンツ(通称「のん太の学び場」)へのアクセス

 

バナーをクリックするとデジタルコンテンツが開きます。「のん太の学び場」は東広島市図書館のホームページからもアクセスできます。

 

 

2019年(令和元年)9月現在、「酒づくり」「河内」「ため池」「瀬野八」「農産物直売所」「子どもかぶき」「ごみ袋」「消防署」「藤原春鵲(しゅんじゃく)」「広島大学」という10のテーマでコンテンツが公開されています。さらに、年度末までには「豊栄」「志和」「安芸津」「黒瀬」「公園とその役割」「とんど」「市旗」「のんバス」「姉妹都市・北広島市」「牛と地域の産業」の10テーマを追加する予定です。探究に有益な学習課題や資料も豊富に含まれていますので、授業や課外活動、自宅学習や自由研究などに積極的にご活用ください。

公開記念講座のご案内

デジタルコンテンツの公開を記念して、2019年(令和元年)9月23日(月・祝)に、第28回定例セミナーとして「東広島市地域学習用デジタルコンテンツ-のん太の学び場-公開記念講座」を開催することになりました。

 

こちらをクリックするとポスターのPDFが開きます。

小学生3年生~6年生を対象に、東広島市立中央図書館にて「のん太の学び場」と図書館の本を使って東広島市の「なに?」「なぜ?」を追求していく学習講座です。コンテンツを監修した草原教授をはじめとする大学教員と、開発に携わった大学生・大学院生が学習をサポートします。最後まで頑張った参加者には、修了証もお渡しします。

参加をご希望される方は、こちらのページの参加フォームからお申し込みください。たくさんのご参加をお待ちしています。

 

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