年末のご挨拶 -EVRIより感謝を込めて-(2022.12.29)
広域交流型オンライン社会科地域学習に協力くださっている学生・院生サポーターの皆さんです。未来への「前進」を力強く表現しております。
急激に冷え込み,積雪の厳しい年末となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
EVRIはこれまで129回にわたって,対面・オンラインでのセミナーを開催してまいりました。
また,これらのセミナーシリーズを通して,広島大学が推進する学官連携プロジェクトである
Town & Gown構想のコモンプロジェクトとして認定される,
あるいは,複数の論文が国際学術誌への掲載を決めるなど,
社会・学術の幅広い分野において,着実な成果を報告できているところです。
設立6年目の本年は,5年にわたる大学のインキュベーション研究拠点としての認定を無事に終了するとともに,
初代センター長の草原和博教授から,新センター長として丸山がそのバトンを引き継ぎ,
組織としての継承・発展の時機に差し掛かっています。
これもひとえに,EVRIの研究,教育,そして社会貢献・国際交流をご支援いただいている関係各位と
スタッフのおかげです。心より御礼を申し上げます。
これまでの目標を振り返りますと,
1年目は, 誰でも知っているEVRI … 広報活動の強化,組織や活動の認知度の向上
2年目は, ふらっと立ち寄れるEVRI … 研究者のサード・プレイスとしての地位確立
3年目は, 頼りにされるEVRI … 研究支援・国際協力のワンストップサービス化
4年目は, とんがったEVRI … 強みを鮮明にした批判精神あふれる研究拠点の構築
5年目は, 社会にとどけるEVRI … メディア発信,政策提言,社会的な対話の追究
そして
6年目は, 継承し発展・進化するEVRI … インキュベーション研究拠点満了等による新たなEVRIの模索
を念頭に,活動を展開してきました。
EVRIは,イノベーティブな教育をデザインする総合的で学際的な研究所です。
活動基盤の安定化を受けて,これからは過度に特定のミッションや評価指標に縛られることなく,研究者一人ひとりが研究を大いに楽しみ,遊びの感覚を取り込みながら研究を緩やかに組織化し,それを通して社会正義を追究し,学術・社会の変革を先導し,そしてリスクを恐れない革新的な研究拠点でありたいと考えます。
EVIRIのさらなる飛躍にご期待ください。
EVRIの活動にご理解ご支援をいただきましたすべての皆様に感謝の気持ちをお届けします。
どうぞよいお年をお迎えください。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)
センター長 丸山恭司