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定例セミナー講演会No.169「〈理数教育講演会〉拡張的理論のためのインクルーシブ・デザイン:多様な生徒のための教材開発にあたって研究者として学ぶこと Inclusive Design for Expansive Theory: What We Learn as Researchers When We Develop Educational Resources for Diverse Students」を開催します。(2024.12.08)

公開日:2024年09月13日 カテゴリー:お知らせ
セミナーNo.169ポスターのサムネイル

 

感覚運動、認知、文化、民族、言語、その他の違いを持つ学生のためにインクルーシブな教育資源をデザインすることは、倫理的動機に基づく広範な人文学的プログラムである。また、これらの新しい人工物や活動を実証的に評価することは、研究者らが認知、学習、教育の新しいモデルを開発する機会を生み出す。特に、多様な学生が文化的実践の社会的実現にどのように参画するのがよいかを研究することは、研究者らが自らの暗黙的な理論的前提(その前提とは、歴史的に権威主義的で能力主義的、またしばしば特権的な状況(たとえば、生理学的、人間工学的、構造的、地政学的)に根ざしており、それ故に、マイノリティにされた人々の知的未来を望まずとも損ないかねないものである)に気づき、それに挑戦する機会を与えるということを述べよう。さらに、異なる学び方をする学生に対応することは、「普及効果」(curb-cut effect)として知られるユニバーサル・デザインにもつながるような、すべての人にとってより良い道具を作ることになる。本講演は、人間の知覚、認知、学習、社会的相互作用の研究に対するデザインベースの研究アプローチの説明から始まる。そして、私たちのグループである「身体化デザイン研究所」(Embodied Design Research Laboratory)が主導する、多様な学生を対象とした10の共同教育プロジェクトの事例を調べよう。最後に、インクルーシブ・デザインを教育研究および学習科学の大学院課程に取り入れるよう呼びかけたい。

 
【日時】 2024年12月8日(日曜日)14:00-16:00
【会場】 広島大学教育学部L棟205
【演題】 定例セミナー講演会No.169「〈理数教育講演会〉拡張的理論のためのインクルーシブ・デザイン:多様な生徒のための教材開発にあたって研究者として学ぶこと Inclusive Design for Expansive Theory: What We Learn as Researchers When We Develop Educational Resources for Diverse Students」
【内容】
14:00-14:10 開会(影山和也・広島大学)
14:10-15:40 講演(Dor Abrahamson/UC Berkley)
15:40-15:55 質疑
15:55-16:00 閉会(松島充・香川大学)
【主催】 基盤研究(B)「インクルーシブ理数教育の実現を志向するプラットフォーム構築のための学際的研究」(22H01010:研究代表:影山和也)
【共催】 広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)
【申込】
ポスターに記載のQRコード、およびこちら(フォームに遷移します)よりお申込みください。
【言語】
英語・日本語(通訳あり)

 

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