フィリピンの教員研修留学生からEVRIにメッセージが届きました(2020年4月19日)
広島⼤学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」では、次世代の教育をデザインし、新しい社会のあり方を提案することを重視して参りました。その一環として、理論と実践、実践者と研究者、日本と海外など、多様なつながりを生み出すセミナーを企画して参りました。
日本での研修期間を終えて,受入教員や講座の関係者で報告会を実施。 中央に,川口先生とJerson Batleさん
この度、これらのセミナーに参加されたJerson BatleさんからEVRIに対してメッセージを頂きました。
Batleさんは、フィリピンのマニラにあるRizal High Schoolの教員です。2019年度EVRIのメンバーの一員でもある川口広美准教授の下で、文部科学省教員研修留学生として研修に励まれました。研修では、授業研究(Lesson Study)をテーマとし、日本において授業研究がどのように実践されているのかを,文献と実地調査に基づいて明らかにしました。その過程で,EVRIセミナーに複数回参加されていました。2020年3月に研修を無事に終え、帰国されました。
~ メッセージ内容(原文) ~
Educational Vision Research Institute (EVRI) played an essential role on my Teacher Training in Hiroshima University. It welcomed me to meet and engage with passionate educators; individuals whose professionalism, commitment, and dedication is visible. The seminars of EVRI which I have participated greatly expanded my understanding of research and the teaching practice. I learned a great deal from the presenters from Japan and different parts of the world – who shared relevant and best practices which others could also use to become better in their own. The knowledge and experiences I gained from EVRI inspired me to learn more; to which I am truly grateful.
– Jerson M. Batle (Teacher Trainee from the Philippines)
~ メッセージ内容(日本語訳) ~
EVRIは広島大学における私の教員研修の中でも重要な役割を持っています。そこで専門性・貢献・献身性を明確に持った情熱のある教育者と出会い、関わることができたからです。セミナーに参加したことで、研究と教育実践に対する理解をより深めることができました。日本国内外の講演者の方々から、実践をよりよくするための関連性が高く、優れた知見を共有してもらい、多くを学ぶことができました。 EVRIから得た知識と経験が学びを深めてくれたことに、心より感謝申し上げます。
ジャーソン・バトル(フィリピンからの教員研修生)
また,研修期間中にBatleさんは、第33回定例セミナー「私たちは同じチームだよ!カリフォルニアの教員集団はいかにして授業研究を実現しえたか?」、研究拠点創成フォーラムNo.17「体育授業研究に関する国際共同フォーラム」などに参加されました。セミナーを通じて,参加者の研究と研修に貢献できたことは、EVRIとしてもうれしく思っています。Batleさんの今後の発展をお祈り申し上げます。