【続報】EVRI研究プロジェクト叢書 No.1【平和教育研究拠点形成企画】 が完成し,広島叡智学園の生徒に届けました!(2020年4月20日)
2020年3月31日作成
2020年4月20日更新
EVRI研究プロジェクト叢書 No.1【平和教育研究拠点形成企画】
広島⼤学教育ヴィジョンセンター(EVRI)は、2018年度より広島県⽴広島叡智学園中学校・⾼等学校と研究協⼒に関する覚書を締結しています。研究協⼒の事項の⼀つに、教育カリキュラムとその指導法・評価法の開発・改善があります。今年度は、未来創造科の「Global Justice」単元でカリキュラムの共同開発・共同実践に取り組みました。その成果をまとめたのが、本叢書です。
Global Justiceは4つのフェーズで展開されます。その第1フェーズが、「日米の子どもでより良い「ヒロシマ」教科書をつくろう」をキャッチフレーズとした「教科書プロジェクト」でした。日米の子どもがヒロシマの経験を教科書にあらわす活動を通して、ヒロシマはいかに語られ・記憶されるべきかを考えるプロジェクト学習(PBL)として実践されました。本叢書には、このプロジェクトの過程と成果が収められています。第1部には日米の各学校で作成された「教科書」を、第2部には「教科書」ができるまでに両校で交わされた意見書を所収しています。
本叢書は第一義的には共同研究者らの研究・開発の成果物ですが、それだけはありません。「Global Justice」で学んだ生徒の成果物であり、子どもたちが初めて本格的に苦労の末に著した共同著作物でもあります。本叢書の刊行にご理解ご協力いただいた広島叡智学園とLa Fetra小学校の関係者に御礼申し上げるとともに、本叢書が広く参照されることを願います。
EVRIは、引き続きGlobal Justice単元の指導法・評価法の開発に協⼒して参ります。
今後ともEVRIは、関連するユニット・クラスタの発展に取り組んで行きます。
*詳細はレターをご覧ください。
【EVRIレターNo.81】
先にご報告したこの報告書。新年度入った授業日に無事広島叡智学園の新中学2年生に届けることができました。みんな笑顔で報告書に見入っています。Global Justiceの授業はこれからも続いていきます。
報告書をてにして全員集合!!
広島叡智学園中学校・高等学校との共同研究プロジェクトについては、下記特設ページをご覧ください。