広島叡智学園で 未来創造科の「Global Justice」単元 を実施しました(3)
広島叡智学園中学校・高等学校の生徒に米国の小学生からの意見書を渡すレベッカ先生
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は2018年度より広島県立広島叡智学園中学校・高等学校と研究協力に関する覚書を締結しています。研究協力の事項の一つに,教育カリキュラムとその指導法・評価法の開発・改善があります。今年度は,未来創造科の一領域「Global Justice」において,カリキュラムの共同開発・共同実践に取り組んでいます。2020年2月8日には,金鍾成先生の単元理論に基づいて,草原和博先生が,教科書を媒介にしてGlobal Justiceを考える授業を実施しました。
カリキュラムのポンチ絵
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今回は,⽶国カリフォルニア州グレンドラ学校区からレベッカ(Rebecca Valbuena)先⽣をお招きし「⽇⽶教科書プロジェクト(4)」と題して授業を⾏いました。レベッカ先⽣はこれまで叡智学園と⽶国の⼩学校が共同作成してきた「ヒロシマ教科書」の⽶国側の⼩学校にて勤務される先⽣です。
レベッカ先⽣から叡智学園が構想した「ヒロシマ教科書」に対して⽶国の⼩学⽣から出された8つの意⾒が話されました。その後,⽶国の⼩学⽣の8つの意⾒に対して,「同意します」「反論します」という⽴場性を⽰した上で,意⾒書を書きました。最後に,⽶国側の意⾒に基づいて⾃分たちが作成した教科書を⾒直し,実際に修正・追記していきました。
今回で⽇⽶共同「ヒロシマ教科書」の作成は最後となります。作成した意⾒書・教科書は英語に翻訳され,⽶国の⼩学校に⼿渡されます。
EVRIは,引き続きGlobal Justice単元の指導法・評価法の開発に協⼒して参ります。
今後ともEVRIは、関連するユニット・クラスタの発展に取り組んで行きます。
*詳細はレターをご覧ください。
【EVRIレターNo.75】
教育学研究科HPにも掲載されています(準備中)
広島叡智学園中学校・高等学校との共同研究プロジェクトについては、下記特設ページをご覧ください。