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カンボジア社会科教科書開発に関する現地研修を行いました(2019年9月)

公開日:2019年10月09日 カテゴリー:開催報告

 

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、ひろしま平和貢献ネットワーク協議会(提案自治体:広島県)が受託したJICA草の根技術協力事業「カンボジアにおける持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援」に、専門家として協力しています。(事業の詳細は、特設ページに整理しております。下記バナーをクリックし、ご一読ください。)

 

 

本活動の一環で、9月24-27日にEVRIメンバーの草原和博・桑山尚司・守谷富士彦がカンボジア現地で研修を実施しました。


研修名:2019年度「カンボジアにおける持続可能な社会構築のための社会科カリキュラム・教科書開発支援」第1回現地研修
活動日時:2019年9月24日(火)~9月27日(金)
活動従事者:草原和博、桑山尚司、守谷富士彦
研修全体目標:マニュアル全体の質向上に向けたフォローアップ
(1)マニュアル開発の目的や現状をカンボジア現地で共有すること
(2)「カリキュラムづくり」(マニュアル第2章)に関する理論ワークショップの実施
(3)「改訂前の準備と、改訂原案のパイロット調査」(マニュアル第1章及び第4章)に関するワークショップの実施


本年度は、カンボジアの教育専門家の社会科カリキュラム・教科書の開発力を高めるために、研修成果を次世代に継承するマニュアルの作成を支援をしています。今回は、開発中のマニュアルの質向上に向けて、フォローアップ研修を実施しました。

 

24日には、 7月の本邦研修参加者を中心に開発を進めてきたマニュアルの進捗報告会を催し、専門家からは書き方の工夫や追加すべき情報などについてコメントしました。

 

25日には、「カリキュラムづくり編」(マニュアル第2章)の理論ワークショップを実施し,英国・米国・シンガポールの教科書目次の要素分析を通して、コンテンツベース・コンセプトベース・コンピテンシーベースというカリキュラムの大まかな3類型を具体的に解説しました。

 

26日には、「改訂前の準備と、改訂原案のパイロット調査」(マニュアル第1章及び第4章)に関するワークショップを実施し、これまでの研修の活動を省察しながら、調査の内容、手順、目的と意義、注意点について整理しました。

 

27日には、研修参加者(抽出)と事業評価研修を行い、本事業を通して学び活用している知識・理論などの成果を確認しました。

 

カンボジアの教育関係者の間で、マニュアル開発の理念や意義を共有し、一体となって開発していく意識・体制が出来上がりつつあります。EVRIは引き続き関係機関と連携しながら、12月のマニュアル完成を目指し、本事業の支援を続けて参ります。

 


【詳細】は活動報告書(HUGLI Letter)をご覧ください。

HUGLI Letter No.51 9月渡航のサムネイル
HUGLI Letter No.52
(クリックするとPDFが開きます)


教育学研究科HPにも掲載されております。(バナーもしくはコチラをクリック)


社会認識教育学講座HPにも掲載されております。(※準備中)

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