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カンボジア教員養成大学設立のための基盤構築プロジェクトを支援しました(9)

公開日:2019年08月21日 カテゴリー:開催報告

 

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、カンボジアにおけるJICA技術協力プロジェクト「教員養成大学設立のための基盤構築プロジェクト」に協力しています。本プロジェクトの一環として、2019年8月2日〜3日にかけてカンボジア教員養成大学(TEC)にて、管理職研修を実施しました。

 

カンボジア教員養成大学設立に向けた管理職研修(8月2日〜8月3日)


本研修では、P-TEC(プノンペンTEC)とB-TEC(バッタンボンTEC)の評価部門が行なった学生による授業および教員の評価、教員向けのサーベイの結果を踏まえつつ、内部質保証の仕組みの見直し、TEC教員のコンピテンシーの見直しを行いました。

内部質保証については、ことごとに細かく情報を集めて評価する方向で議論が進みがちでした。そこで、本来はTEC管理者らが新しい高等教育機関として、まずどの部分を強化して独自性を強調していきたいのか、という部分を抽出し、それに対する実施状況を把握して、組織運営に生かしていくということが大切なのではないかという問題提起をしました。

全ての取り組みがうまく絡み合い、円滑に進行していくことが望まれます。しかしながら、何か新しいことに取り組む時は大抵うまくいかないことの方が多いものです。そのような中で、現状を受け止めつつ、長い目で人材育成に取り組んでいく覚悟を管理職の人たちが持っていることを確認できたのが、研修を実施した立場としての収穫となりました。

 

 

両研修の成果を基盤としたアクション・リサーチの実践と、それを通したTECの今後の発展を期待し、
EVRIはこれからも本プロジェクトをサポートしていきます。


活動の詳細はHUGLI Letterをご覧ください。

HUGLIレター(TEC9)のサムネイル

[HUGLI Letter No.50]


本プロジェクトの詳細とこれまでの活動については、”研究と社会貢献”のページでご覧いただけます。


教育学研究科HPにも掲載されています

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