「教育学の社会的インパクトを考える」を開催します。(2024.12.20)
研究評価の基準として社会的インパクトを重視する議論等,学問の社会的意義が問われる中,教育学もまた,教員養成等に止まらない社会的問題の解決への寄与のあり方が問われている。学問的な探究において,有用性から距離を置いたところで議論する自由は欠かせないが,一方で特に教育学という学問の性格からすると,広く教育に関わる現実社会の諸課題に無関心であることは難しい。教育学は,そうした問題に対して何かしらの知見を提供する応答責任から逃れることはできないだろう。
では教育学は,どのような社会的インパクトを生み出し,どういう応答責任を果たすことができるのか。そして,文部科学省のみならず省庁横断的に,また産官学民で取り組まれている国家・社会の課題に対して,教育学はどのように向き合っていけばよいのか。例えば,内閣府は,「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第3期課題より,人文・社会科学的なアプローチが求められる課題群を本格的に設定するようになった。また,イノベーションを,技術的な側面だけでなく,事業,制度,社会的受容性,人材の各視点から総合的に推進するようにも求めている。本シンポジウムでは,SIPの取組も参照しつつ,教育学と現実社会との関わり方について考えたい。
●セミナー中の発表資料および開催報告はこちらのページより取得いただけます。▶開催報告(準備中)
【日時】 | 2024年12月20日(金曜日)18:00-20:00 |
【会場】 | オンライン(Zoom ウェビナー)開催 |
【演題】 |
「教育学の社会的インパクトを考える」
|
【内容】 |
提案:西村訓弘(三重大学・SIPプログラムディレクター) 草原和博(広島大学) 伊藤通子(東京都市大学) 指定討論:美馬のゆり(公立はこだて未来大学) 司会・進行:石井英真(京都大学) 鹿毛雅治(慶応義塾大学) |
【主催】 | 教育関連学会連絡協議会 |
【共催】 | SIP第3期研究開発テーマ 「真正で探究的な学びを実現する教育コンテンツと評価手法の開発」 (研究開発責任者:松下佳代) 「デジタル・シティズンシップ・シティ:公共的対話のための学校」 (研究開発責任者:草原和博) |
【後援】 | 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) |
【申込】 |
ポスターに記載のQRコード、およびこちら(フォームに遷移します)よりお申込みください。 |
【言語】 |
日本語 |
※イベント一覧に戻るには、「EVENT LIST」かコチラをクリックしてください。