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【2021.01.24】EVRI Forum No.21 / 第3回 全国社会科教育学会ISSA連携フォーラム「SDGsの達成に、社会科はどのように貢献することができるか -SDG3「健康と疾病」の指導と学習に焦点を当てて-」を開催しました

公開日:2021年03月11日 カテゴリー:開催報告

.開催報告

2021年1月24日(日)に「全国社会科教育学会ISSA連携フォーラム」が開かれました。教育ヴィジョン研究センターとの共催で行われた本フォーラムでは、「How can social studies contribute to achieving Sustainable Development Goals?: Focus on SDG3: Teaching and Learning of “Health and Disease”( SDGsの達成に、社会科はどのように貢献することができるか-SDG3「健康と疾病」の指導と学習に焦点を当てて-)」というテーマに基づき、議論がなされました。

フォーラムのテーマ「SDGsの達成に、社会科はどのように貢献することができるか」を議論すべく、フォーラムの企画者である吉水裕也先生(兵庫教育大学)、阪上弘彬先生(兵庫教育大学)より、日本とシンガポールから二人のパネリストが招聘されました。一人目のパネリストは、井田仁康先生(筑波大学)です。地理教育およびESDを専門とする井田先生は「How to Protect Yourself from Disasters: The Role of Social Studies with collaboration in Asia(災害から自らを守る方法―アジアと協同した社会科の役割)」と題して、日本の社会科における防災教育の状況を紹介しつつ、アジア諸国との連携のあり方を提案しました。二人目のパネリストは、Chew-Hung CHANG先生(National Institute of Education, Nanyang Technological University)です。地理教育および気候変動(教育)の専門家であるChang先生からは「What does future-ready social studies education look like? Insights from teaching and learning geography(将来に備える社会科教育とはどのようなものか?地理の指導と学習から得られる見識)」という題目の発表で、社会の変化、OECD2030、地理教育の動向、気候変動など、グローバルな視点から持続可能な社会に向けての社会科(地理)のあり方が主張されました。

日本国内外から約50名(パネリストなど運営者を含めると約60名)の参加者を得て、限られた時間ながらも積極的な質疑応答がなされました。金鍾成先生、坪田益美先生(東北学院大学)、川口広美先生のファシリテーションのもとで、(1)持続可能な開発のための教育(ESD)に取り組む際の社会科や地理の強み、(2)社会科において健康や幸福を確保・促進する方法、(3)学習方法論、(4)日本における教員養成・研修の制度についての議論を深めることができました。

全体を通して90分という短い時間ではありましたが、本テーマを介して、(1)SDGsあるいは持続可能な社会に関する学習の事例、(2)社会科・地理の役割、(3)教師(教育)の役割の重要性の再確認、について議論や情報の共有ができました。COVID-19により対面で本フォーラムを実施することは断念しましたが、オンラインで開催されたために国外の研究者が参加できた点は、本フォーラムにとってプラスの影響であったといえます。


教育学研究科HPにも掲載されています


 

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*EVRI Forum No.21の告知ポスターはコチラです。

フォーラムNo.21 (日本語)のサムネイルフォーラムNo.21 (英語)のサムネイル

 


 

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