【2020.02.20】第34回定例セミナー「The Last 10 Feetの再デザインからの学び-広島大学平和情報発信演習『戦争と平和の教育学』(1)(2)プログラム-」を開催しました
[第34回定例セミナー:集合写真]
広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、2020年2月20日(木)に第34回定例セミナー「The Last 10 Feetの再デザインからの学び-広島大学平和情報発信演習『戦争と平和の教育学』(1)(2)プログラム-」を開催しました。
今回の定例セミナーでは、広島大学平和情報発信演習 『戦争と平和の教育学』(1)(2)プログラムの参加者及び担当教員(社会認識教育学講座:草原和博教授・金鍾成助教)がその実際と成果について報告しました。
第1部では、 2019年9月に米国の博物館が語るラスト10フィートを見学した大学生・大学院生が、その再デザインに取り組んだ活動について報告しました。学生たちはラスト10フィートの見学から、自らの平和観の解体・再構築と向き合い、日本とは異なる文脈での語りや、日本の中での異なる語りに直面しました。その経験を踏まえた上で「自由のための戦争は平和をもたらしたのか」と問いかける再デザインの作成に取り組み、「平和」とは、「戦争」とは何かについて考えました。第2部では、本プログラムを立ち上げた草原先生と金先生が、そのねらいと具体的な活動内容及び参加者の学びについて報告しました。各々の参加者は、当初の目的を超えたところで、多様な学びを得ていました。
将来、ヒロシマについて教える責任を担う教師志望者たちが、改めて「平和」や「戦争」をどのように記憶すればよいか、その意味はなにかを問い直す良い機会となりました。
今後ともEVRIは、関連するユニット・クラスタの発展に取り組んで行きます。
*詳細はレターをご覧ください。
【EVRIレターNo.76】
教育学研究科HPにも掲載されています
*第34回定例セミナーの告知ポスターはコチラです。
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