「インクルーシブ教育と品格教育」セミナーを開催しました

 

 

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター（EVRI）」は、11月２日（金）にインドネシアのアフマド・ダーラン大学教師教育・教育学部と「インクルーシブ教育と品格教育　Inclusive Education & Character Education」セミナーを開催いたしました。

主催：本学大学院教育学研究科特別支援教育学講座・附属特別支援教育実践センター
後援：広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター（EVRI）」

 

まず、日本側の話題提供として、岡山大学大学院教育学研究科の青木多寿子教授が「日本における品格教育」について、本学大学院教育学研究科の川合紀宗教授が「ピア・チュータリングによるインクルーシブな学級づくり」、同研究科の川口広美准教授が「日本の多様な社会への教員の準備」について発表を行いました。

続いてインドネシア側の話題提供として、アフマド・ダーラン大学のTrikinasih Handayani教師教育・教育学部長、Dra. Alif Muarifah幼児教育学科長をはじめとする５名の研究者より、「インドネシアのインクルーシブ学校における環境教育」「学習障害の早期発見と早期教育」「特別なニーズのある子供をもつ親の希望」「インクルーシブ学校における特別なニーズのある子供へのカウンセリング」「ディスレクシアのある児童の理解を促すマンガの活用」について発表が行われました。

今回のセミナーは、通訳なしの英語で実施されました。本学の留学生や外国人研究者を中心に20名ほどの方にお越しいただき、特別支援教育にとどまらず、多様性を認め合う社会に成熟するには教育の立場から何ができるかをめぐって活発な議論が交わされました。

 

講演の詳細は、EVRIの活動報告書（EVRI Letter)をご覧ください。
（画像をクリックするとPDFが開きます）

[EVRI Letter No.35]