年末のご挨拶(2021.12.28)
冷え込み,積雪の厳しい年末となりました。
いかがお過ごしでしょうか。
EVRIは,今年12月に定例セミナー第100回の記念シンポジウムを開催できました。
設立5年目を迎え,よちよち歩きだった本組織も,そろそろ独り立ちできる時期に差し掛かっています。
これもひとえに,EVRIの研究,教育,そして社会貢献・国際交流をご支援いただいている関係各位と
スタッフのおかげです。心より御礼を申し上げます。
これまでの目標を振り返りますと,
1年目は, 誰でも知っているEVRI … 広報活動の強化,組織や活動の認知度の向上
2年目は, ふらっと立ち寄れるEVRI … 研究者のサード・プレイスとしての地位確立
3年目は, 頼りにされるEVRI … 研究支援・国際協力のワンストップサービス化
4年目は, とんがったEVRI … 強みを鮮明にした批判精神あふれる研究拠点の構築
そして
5年目は, 社会にとどけるEVRI … メディア発信,政策提言,社会的な対話の追究
を念頭に,活動を展開してきました。
EVRIは,イノベーティブな教育をデザインする総合的で学際的な研究所です。
活動基盤の安定化を受けて,これからは過度に特定のミッションや評価指標に縛られることなく,研究者一人ひとりが研究を大いに楽しみ,遊びの感覚を取り込みながら研究を緩やかに組織化し,それを通して社会正義を追究し,学術・社会の変革を先導し,そしてリスクを恐れない革新的な研究拠点でありたいと考えます。
EVIRIのさらなる飛躍にご期待ください。
EVRIの活動にご理解ご支援をいただきましたすべての皆様に感謝の気持ちをお届けします。
どうぞよいお年をお迎えください。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)
センター長 草原和博