【2019.8.1】第25回定例セミナー「アクティブ・ラーニングのデザイン〜理科授業における問いに着目して〜」を開催しました
[第25回定例セミナー:集合写真]
広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 」は、2019年8月1日(木)に学習空間研究ユニット及びカリキュラム研究ユニットに関連して滋賀大学加納圭先生をお招きし、第25回定例セミナー「アクティブ・ラーニングのデザイン~理科授業における問いに着目して~」を開催しました。
第1部 講演:理科授業における問いづくり(加納圭先生)
まず、本セミナー企画担当の院生(山口大輔)より、「アクティブ・ラーニングを志向した授業づくりでは、問いが重要になる。加納先生の知恵をお借りして、問いづくりについて議論を深めたい」との趣旨説明を行いました。
これを受けて第1部では、加納先生より予備校や高校における問題作成のご経験、テレビ番組制作のための基礎研究のご知見を踏まえながら、問いづくりに関してご講演頂きました。学習者の思考の枠組みと問いの関係、問いに対する教師と学習者の認識のし方、問いの分類などについて、情報提供がなされました。
第2部 演習:「化学変化とイオン」を題材にした問いづくり
第2部では、加納先生のご講演を踏まえ、中学校理科「化学変化とイオン」を題材とした問いづくりの演習を行いました。各グループから提案された問いに対して、加納先生より、「理科授業では,問いに関連してモノをどのように用意するか、またモノをどのように提示するかも、重要な論点となる」とのご助言をいただきました。
本セミナーでは、参加者同士で積極的に議論を交わす姿が多く見受けられ,改めて問いづくりの意義を確かめる有意義な場となりました。
なお、本セミナーの企画・運営には院生が従事してくださり、60名以上の参加者が集まる大変盛況な会となりました。
今後ともEVRIは、関連するユニット・クラスタの発展に取り組んで行きます。
*詳細はレターをご覧ください。
【EVRIレターNo.56】
教育学研究科HPにも掲載されています
*第20回定例セミナーの告知ポスターはコチラです。