広島大学教育ヴィジョン研究センター 平和・市民性教育ユニット 教授
川口隆行 Takayuki Kawaguchi
広島大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科修了。博士(学術)。台湾での研究,教員生活を経て,2008年より広島大学大学院准教授。2020年より教授。
専門は日本近現代文学,文化史です。近年の主な研究関心は,1)原爆文学や戦争表象,2)50年代サークル運動をはじめとした社会運動と文化生産,3)東アジアの植民地化,脱植民地化における言語や文学の問題です。いずれのテーマも冷戦の時代に成立した,一国主義的な日本の戦後史の枠組みを問い直す試みです。ほかにも難民や移民,公害や災害を文学・文化史的視野から考えること,いまよりマシな社会をつくる「ことばの教育」にも関心があります。
専門は日本近現代文学,文化史です。近年の主な研究関心は,1)原爆文学や戦争表象,2)50年代サークル運動をはじめとした社会運動と文化生産,3)東アジアの植民地化,脱植民地化における言語や文学の問題です。いずれのテーマも冷戦の時代に成立した,一国主義的な日本の戦後史の枠組みを問い直す試みです。ほかにも難民や移民,公害や災害を文学・文化史的視野から考えること,いまよりマシな社会をつくる「ことばの教育」にも関心があります。
研究業績Research Results
【著書】
・川口隆行「第3章 被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』」 宇野田尚哉,坪井秀人 編著『対抗文化史――冷戦期日本の表現と運動』大阪大学出版会, pp. 55-72. 2021年.
【論文】
・(書評論文)李承俊『疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ』, 社会文学, 52号, pp. 196-197, 20200801
・動物たちの原爆文学――『原爆詩集』試論, エコクリティシズム・レヴュー, 13号, pp. 11-21, 20200806
・「思い出す」ためのレッスン(特集「二十世紀日本語詩へ」), 現代詩手帖, 63巻, 11号, pp. 46-49, 20201028
・(書評)駒込武編『生活綴方で編む「戦後史」――〈冷戦〉と〈越境〉の1950年代』, 図書新聞, 3475号, pp. 6, 20201212
・대재난의 망각과 상기 ― 포스트 3.11의 역사적 지층 ―(カストロフィの忘却と想起――ポスト「3・11」の歴史的地層), 『日本學報』, 129号, pp. 1-14, 2021年.
・『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ, 『國語と國文学』, 98巻, 12号, pp. 3-17, 2021年.
【発表】
・被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』, 日文研共同研究会「東アジア冷戦下の日本における社会運動と文化生産」第3回, 2020年02月23日, 通常, 日本語, 国際日本文化研究センター(京都市)
・コメンテーター、謝惠貞「在日台湾人作家温又柔『空港時光』研究」, 日本台湾学会第22回学術大会, 2020年05月, 招待, 日本語, 日本台湾学会, 書面開催(オンライン)
・Kawaguchi,T.(Coordinator and Commentator),The Peace Education Section of PELSTE 2021,Educational Vision Research Institute at Hiroshima University, online, 2021年3月20日.
・川口隆行.「カタストロフィの忘却と想起-ポスト「3・11」の歴史的地層」韓国日本研究団体第10回(韓国日本学会第102回), 韓国日本研究団体、韓国日本学会 (招待有り),オンライン, 2021年8月20日.
・川口隆行.「原爆という災難の文学的な再現の様相――在韓被爆者支援と二人の詩人――」朝鮮大学校災難人文学事業団第11回国内外優秀学者招請特別講演, 朝鮮大学校災難人文学事業団(招待有り), オンライン, 2021年11月30日.
・川口隆行.「在韓被爆者支援と文学―深川宗俊と御庄博美」,日文研共同研究会「戦後日本の傷跡」第7回, 国際日本文化研究センター(京都市),2021年12月18日.
・川口 隆行/坂口 博/髙野 吾朗/中野 和典/長野 秀樹 /畑中 佳恵.「座談会「原爆文学研究会の20年を振り返る」 第65回原爆文学研究会,福岡大学(福岡市),2021年12月25日.
・川口隆行「第3章 被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』」 宇野田尚哉,坪井秀人 編著『対抗文化史――冷戦期日本の表現と運動』大阪大学出版会, pp. 55-72. 2021年.
【論文】
・(書評論文)李承俊『疎開体験の戦後文化史 帰ラレマセン、勝ツマデハ』, 社会文学, 52号, pp. 196-197, 20200801
・動物たちの原爆文学――『原爆詩集』試論, エコクリティシズム・レヴュー, 13号, pp. 11-21, 20200806
・「思い出す」ためのレッスン(特集「二十世紀日本語詩へ」), 現代詩手帖, 63巻, 11号, pp. 46-49, 20201028
・(書評)駒込武編『生活綴方で編む「戦後史」――〈冷戦〉と〈越境〉の1950年代』, 図書新聞, 3475号, pp. 6, 20201212
・대재난의 망각과 상기 ― 포스트 3.11의 역사적 지층 ―(カストロフィの忘却と想起――ポスト「3・11」の歴史的地層), 『日本學報』, 129号, pp. 1-14, 2021年.
・『ヂンダレ』と『琉大文学』に見る広島・長崎・ビキニ, 『國語と國文学』, 98巻, 12号, pp. 3-17, 2021年.
【発表】
・被爆者支援運動と手記集『原爆に生きて』, 日文研共同研究会「東アジア冷戦下の日本における社会運動と文化生産」第3回, 2020年02月23日, 通常, 日本語, 国際日本文化研究センター(京都市)
・コメンテーター、謝惠貞「在日台湾人作家温又柔『空港時光』研究」, 日本台湾学会第22回学術大会, 2020年05月, 招待, 日本語, 日本台湾学会, 書面開催(オンライン)
・Kawaguchi,T.(Coordinator and Commentator),The Peace Education Section of PELSTE 2021,Educational Vision Research Institute at Hiroshima University, online, 2021年3月20日.
・川口隆行.「カタストロフィの忘却と想起-ポスト「3・11」の歴史的地層」韓国日本研究団体第10回(韓国日本学会第102回), 韓国日本研究団体、韓国日本学会 (招待有り),オンライン, 2021年8月20日.
・川口隆行.「原爆という災難の文学的な再現の様相――在韓被爆者支援と二人の詩人――」朝鮮大学校災難人文学事業団第11回国内外優秀学者招請特別講演, 朝鮮大学校災難人文学事業団(招待有り), オンライン, 2021年11月30日.
・川口隆行.「在韓被爆者支援と文学―深川宗俊と御庄博美」,日文研共同研究会「戦後日本の傷跡」第7回, 国際日本文化研究センター(京都市),2021年12月18日.
・川口 隆行/坂口 博/髙野 吾朗/中野 和典/長野 秀樹 /畑中 佳恵.「座談会「原爆文学研究会の20年を振り返る」 第65回原爆文学研究会,福岡大学(福岡市),2021年12月25日.
研究テーマ・研究関心Research Concern
原爆文学
戦争と平和論
植民地主義と脱植民地主義
戦後文化運動
東アジア文化史
言語文化教育
戦争と平和論
植民地主義と脱植民地主義
戦後文化運動
東アジア文化史
言語文化教育