広島大学教育ヴィジョン研究センター Inclusive・日本語教育ユニット・教授
永田良太 Ryota Nagata
【メッセージ】
日本語教育では日本語についての教育・研究を行いますが、「日本語」とは何でしょうか?アナウンサーが話す言葉も「日本語」ですし、若者が話す言葉や方言も「日本語」です。また、私達が普段、何気なく行っている会話も様々です。食堂での友達との会話と研究室での先生との会話とでは、会話の内容や話し方が違っているような気がします。このように、「日本語」は多様で、とらえどころがないようにも思われます。しかし、観察してみると、そこにはルールが存在しており、それを見つけた時の楽しさと喜びは格別です。まずは普段のおしゃべりを分析してみませんか?
2017-2019年度:学習空間ユニット(知識創生クラスタ)。
2020年度:Inclusive・日本語教育ユニット。
日本語教育では日本語についての教育・研究を行いますが、「日本語」とは何でしょうか?アナウンサーが話す言葉も「日本語」ですし、若者が話す言葉や方言も「日本語」です。また、私達が普段、何気なく行っている会話も様々です。食堂での友達との会話と研究室での先生との会話とでは、会話の内容や話し方が違っているような気がします。このように、「日本語」は多様で、とらえどころがないようにも思われます。しかし、観察してみると、そこにはルールが存在しており、それを見つけた時の楽しさと喜びは格別です。まずは普段のおしゃべりを分析してみませんか?
2017-2019年度:学習空間ユニット(知識創生クラスタ)。
2020年度:Inclusive・日本語教育ユニット。
研究業績Research Results
【著書】
★永田良太『接続助詞ケドの発話解釈過程と談話展開機能』渓水社,総185頁,2017年.
・永田良太編著『日本語教育へのいざない-「日本語を教える」ということ-』,凡人社.執筆箇所「日本語教師になるには-「通信」や「通学」で学ぶ」,pp.71-85,2019年.
・[分担執筆]永田良太(2020)「第6章第4節 日本語教育の視点から見た課題」.草原和博・吉田成章 編著,「ポスト・コロナの学校教育 教育者の応答と未来デザイン」.渓水社,pp.140-pp.143,2020年7月.
・永田良太・尾形明子・間瀬茂夫.「第2章 学校におけるコミュニケーションのリデザイン」草原和博・吉田成章(編著).『「コロナ」から学校教育をリデザインする:公教育としての学校を捉える視点』渓水社. pp.36-44. 2021年.
・永田良太.「学校における「コミュニケーション」の変化」教育の未来を研究する会(編).『最新教育動向2022 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120』明治図書. pp.246-249. 2021年.
【論文】
★木村典子・伊藤亜希・福原涼子・本田雅美・今里葵・永田良太「教室談話における教師の「笑い」-初級学習者を対象とした日本語授業の場合-」,『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第62号,pp.253-260,2013年.
・岡崎渉・吉村瑞希・永田良太「児童による文末スタイルの使い分け-指標性の観点から-」『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第64号,pp.157-165,2015年.
・永田良太・朱桂栄「DLA<話す>における接続助詞の使用実態-学年間の比較-」,『広島大学日本語教育研究』第26号,pp.23-27,2016年.
・永田良太「日本語母語話者と日本語学習者の接触談話における「ほめ」-中国語を母語とする上級日本語学習者を対象として-」,鳴門教育大学国語教育学会編『語文と教育』第30号,pp.139-150,2016年.
★永田良太「「ほめ」は談話展開にどのように関わるか-DLA<話す>におけるテスターの「ほめ」に着目して-」,『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第66号,pp.129-135,2017年.
・成利楽・龔芳舟・岩井実里・永田良太「『美味しさ』を表す言語的表現と共起する非言語的表現-テレビ番組に見られる表現に着目して-」,『広島大学日本語教育研究』第28号,pp1-6,2018年.
・永田良太「DLA<読む>における実施者の「ほめ」―実施回数の違いに着目して―」,『広島大学大学院教育学研究科紀要第二部,文化教育開発関連領域』第67号,pp,141-146,広島大学大学院教育学研究科,2018年.
・永田良太.「日本語の「ほめ」に関する研究の概観と展望」『広島大学日本語教育研究』 31号, pp. 1-9. 2021年.
・王 詩凝, 永田 良太.「課題解決型談話における「よね」と「じゃないか」の使用傾向-日本語母語話者と中国人上級日本語学習者を対象に-」『日中言語対照研究論集』23号, pp. 28-42. 2021年.
・「談話における日本語とインドネシア語の「対者ほめ」:「ほめ」の連鎖に着目して」 『Nidaba=ニダバ』50号, pp. 23-36. 2021年.
【発表】
・永田良太「日常会話の分析にもとづいたコミュニケーション教育への提言:あいづちの分析をふまえて」,上智大学言語学会第34回大会,単独.2019年7月.
・永田良太.「日中接触場面における「ケドの言いさし」の特徴-ターン・テーキングとトピック展開に着目して-」東アジア日本研究者協議会第5回国際学術大会,パネル発表:日本語学習者の「言いさし表現」の普遍性と個別性を考える(曺英南・迫田久美子・永田良太),Zoomによるオンライン開催,2021年11月27日.
【その他、報告書や翻訳等】
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂遊・吉川友則「教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2)」, 『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第16巻,69-76,2018年.
・松見法男・小野章・仁科陽江・永田良太・桑山尚司・Walter Brett・Sponseller Aaron・Babalola Micky「広島大学「グローバル教員養成プログラム」の現状と課題:国際バカロレア教員養成システムの導入に向けて」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第16巻,95-102,2018年.
森田 愛子・永田 良太・米沢 崇・松本 仁志・竹下 俊治・草原 和博・間瀬 茂夫・齊藤 一彦・吉田 成章「ポートフォリオ評価を軸とした教職課程の構造化(2):実習系科目およびフィールドワーク等による「教育観の形成」の検討と効果検証」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,69-78,2020年.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・小山正孝・影山和也・棚橋健治・川口広美・金鍾成・山元隆春・間瀬茂夫・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・佐藤万知「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1)」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,39-47,2020年.
・吉田 成章 , 草原 和博 , 木下 博義 , 松宮 奈賀子 , 川合 紀宗 , 三好 美織 , 小山 正孝 , 影山 和也 , 棚橋 健治 , 川口 広美 , 金 鍾成 , 山元 隆春 , 間瀬 茂夫 , 永田 良太 , 岩田 昌太郎 , 井戸川 豊 , 丸山 恭司 , 三時 眞貴子 , 森田 愛子 , 桑山 尚司.「「ポスト・コロナの学校教育」の提起する学術知共創の可能性と課題」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』第19巻. pp.1-8. 2021年.
★永田良太『接続助詞ケドの発話解釈過程と談話展開機能』渓水社,総185頁,2017年.
・永田良太編著『日本語教育へのいざない-「日本語を教える」ということ-』,凡人社.執筆箇所「日本語教師になるには-「通信」や「通学」で学ぶ」,pp.71-85,2019年.
・[分担執筆]永田良太(2020)「第6章第4節 日本語教育の視点から見た課題」.草原和博・吉田成章 編著,「ポスト・コロナの学校教育 教育者の応答と未来デザイン」.渓水社,pp.140-pp.143,2020年7月.
・永田良太・尾形明子・間瀬茂夫.「第2章 学校におけるコミュニケーションのリデザイン」草原和博・吉田成章(編著).『「コロナ」から学校教育をリデザインする:公教育としての学校を捉える視点』渓水社. pp.36-44. 2021年.
・永田良太.「学校における「コミュニケーション」の変化」教育の未来を研究する会(編).『最新教育動向2022 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120』明治図書. pp.246-249. 2021年.
【論文】
★木村典子・伊藤亜希・福原涼子・本田雅美・今里葵・永田良太「教室談話における教師の「笑い」-初級学習者を対象とした日本語授業の場合-」,『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第62号,pp.253-260,2013年.
・岡崎渉・吉村瑞希・永田良太「児童による文末スタイルの使い分け-指標性の観点から-」『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第64号,pp.157-165,2015年.
・永田良太・朱桂栄「DLA<話す>における接続助詞の使用実態-学年間の比較-」,『広島大学日本語教育研究』第26号,pp.23-27,2016年.
・永田良太「日本語母語話者と日本語学習者の接触談話における「ほめ」-中国語を母語とする上級日本語学習者を対象として-」,鳴門教育大学国語教育学会編『語文と教育』第30号,pp.139-150,2016年.
★永田良太「「ほめ」は談話展開にどのように関わるか-DLA<話す>におけるテスターの「ほめ」に着目して-」,『広島大学大学院教育学研究科紀要 第二部』第66号,pp.129-135,2017年.
・成利楽・龔芳舟・岩井実里・永田良太「『美味しさ』を表す言語的表現と共起する非言語的表現-テレビ番組に見られる表現に着目して-」,『広島大学日本語教育研究』第28号,pp1-6,2018年.
・永田良太「DLA<読む>における実施者の「ほめ」―実施回数の違いに着目して―」,『広島大学大学院教育学研究科紀要第二部,文化教育開発関連領域』第67号,pp,141-146,広島大学大学院教育学研究科,2018年.
・永田良太.「日本語の「ほめ」に関する研究の概観と展望」『広島大学日本語教育研究』 31号, pp. 1-9. 2021年.
・王 詩凝, 永田 良太.「課題解決型談話における「よね」と「じゃないか」の使用傾向-日本語母語話者と中国人上級日本語学習者を対象に-」『日中言語対照研究論集』23号, pp. 28-42. 2021年.
・「談話における日本語とインドネシア語の「対者ほめ」:「ほめ」の連鎖に着目して」 『Nidaba=ニダバ』50号, pp. 23-36. 2021年.
【発表】
・永田良太「日常会話の分析にもとづいたコミュニケーション教育への提言:あいづちの分析をふまえて」,上智大学言語学会第34回大会,単独.2019年7月.
・永田良太.「日中接触場面における「ケドの言いさし」の特徴-ターン・テーキングとトピック展開に着目して-」東アジア日本研究者協議会第5回国際学術大会,パネル発表:日本語学習者の「言いさし表現」の普遍性と個別性を考える(曺英南・迫田久美子・永田良太),Zoomによるオンライン開催,2021年11月27日.
【その他、報告書や翻訳等】
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂遊・吉川友則「教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2)」, 『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第16巻,69-76,2018年.
・松見法男・小野章・仁科陽江・永田良太・桑山尚司・Walter Brett・Sponseller Aaron・Babalola Micky「広島大学「グローバル教員養成プログラム」の現状と課題:国際バカロレア教員養成システムの導入に向けて」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第16巻,95-102,2018年.
森田 愛子・永田 良太・米沢 崇・松本 仁志・竹下 俊治・草原 和博・間瀬 茂夫・齊藤 一彦・吉田 成章「ポートフォリオ評価を軸とした教職課程の構造化(2):実習系科目およびフィールドワーク等による「教育観の形成」の検討と効果検証」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,69-78,2020年.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・小山正孝・影山和也・棚橋健治・川口広美・金鍾成・山元隆春・間瀬茂夫・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・佐藤万知「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1)」,『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,39-47,2020年.
・吉田 成章 , 草原 和博 , 木下 博義 , 松宮 奈賀子 , 川合 紀宗 , 三好 美織 , 小山 正孝 , 影山 和也 , 棚橋 健治 , 川口 広美 , 金 鍾成 , 山元 隆春 , 間瀬 茂夫 , 永田 良太 , 岩田 昌太郎 , 井戸川 豊 , 丸山 恭司 , 三時 眞貴子 , 森田 愛子 , 桑山 尚司.「「ポスト・コロナの学校教育」の提起する学術知共創の可能性と課題」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』第19巻. pp.1-8. 2021年.
研究テーマ・研究関心Research Concern
【現在の研究テーマ】
1.日本語母語話者および日本語学習者の談話展開に関する研究
2.授業談話における教師と学習者のインタラクションに関する研究
3.言語が受け手の内的側面に及ぼす影響に関する研究
1.日本語母語話者および日本語学習者の談話展開に関する研究
2.授業談話における教師と学習者のインタラクションに関する研究
3.言語が受け手の内的側面に及ぼす影響に関する研究