広島大学教育ヴィジョン研究センター STEAM・IB教育ユニットサブリーダー・准教授
影山和也 Kazuya Kageyama
「人はどのように数学を学ぶのか」
「人の成長に数学はどのように関わるのか」
「そもそも数学とは何なのか」
これらの大きな問いに向き合いながら考察と研究を進めてきました。教科としての「数学」は学習指導要領や教科書のなかに既にあるようにみえますが,「数学」は本来,継続中の人の活動そのものであり,同時に継承されるべき文化産物でもあります。たとえば,教室では多くの数学の公式が扱われると思いますが,それらは固定的かつ無価値ではないし,その時々の必要に応じて別の公式を新たに作り出してよい自由が数学にはあります。先人たちの知恵や,時には人間らしい悩みに触れつつ,児童・生徒が数学をする者としての主体になることを保障する場としての学校や教室の在り方を考えています。
EVRIでは「学習空間ユニット:知識創成クラスタ」に所属しながら,児童・生徒によって教室が意味のある空間であるための必要条件を探っています。そのために,仮説-検証,原因-結果にしばられない教育研究パラダイムのもとで,カリキュラムの新しい構想,意味のある空間になるための環境設計,そこでの児童・生徒および教師の振る舞いの提言を目指しています。
2017-2019年度:学習空間ユニット(知識創生クラスタリーダー)。
2020年度:STEAM・IB教育ユニットサブリーダー。
「人の成長に数学はどのように関わるのか」
「そもそも数学とは何なのか」
これらの大きな問いに向き合いながら考察と研究を進めてきました。教科としての「数学」は学習指導要領や教科書のなかに既にあるようにみえますが,「数学」は本来,継続中の人の活動そのものであり,同時に継承されるべき文化産物でもあります。たとえば,教室では多くの数学の公式が扱われると思いますが,それらは固定的かつ無価値ではないし,その時々の必要に応じて別の公式を新たに作り出してよい自由が数学にはあります。先人たちの知恵や,時には人間らしい悩みに触れつつ,児童・生徒が数学をする者としての主体になることを保障する場としての学校や教室の在り方を考えています。
EVRIでは「学習空間ユニット:知識創成クラスタ」に所属しながら,児童・生徒によって教室が意味のある空間であるための必要条件を探っています。そのために,仮説-検証,原因-結果にしばられない教育研究パラダイムのもとで,カリキュラムの新しい構想,意味のある空間になるための環境設計,そこでの児童・生徒および教師の振る舞いの提言を目指しています。
2017-2019年度:学習空間ユニット(知識創生クラスタリーダー)。
2020年度:STEAM・IB教育ユニットサブリーダー。
研究業績Research Results
【著書】
・影山和也(2020)「第3章第3節 算数・数学科とはどのような教科か」.日本教科教育学会編『教科とその本質』,92-97,教育出版.
・影山和也.「第2節 対象概念として図形を捉える」,溝口達也編「新しい算数教育の理論と実践」.ミネルヴァ書房140-147.2021年3月
・礒田正美・影山和也編(2021)『新・教職課程演習 第19巻 中等数学科教育』協同出版, 執筆箇所:17-36.
【論文】
★影山和也(2017)「有意味世界の生起としての数学学習-数学の学習と指導への現成主義的アプローチ-」,日本数学教育学会『第50回秋期研究大会発表集録』,465-468.
・中原忠男・前田一誠・山口武志・岡崎正和・影山和也(2018)「多世界パラダイムに基づくわり算概念の構成とその学習指導の改善に関する研究」.環太平洋大学,『環太平洋大学研究紀要』.
・影山和也(2018)「数学的見方・考え方を鍛える実践上の三つの視点」.広島大学附属小学校学校教育研究会,『学校教育』第1211号,14-21.
・影山和也(2018)「長期的視野に立つ統計的活動の充実のために」.広島大学附属小学校学校教育研究会,『学校教育』第1219号.34-39.
・影山和也(2019)「数学教育における学習作業空間論に関する総合的研究-有意味世界の生起としての数学学習を捉える中核理論の提案-」. 全国数学教育学会, 『数学教育学研究』,第25巻,第2号,91-100.
・上ヶ谷友佑・青谷章弘・影山和也(2019)「数学教育研究における研究対象としてのComputational Thinking-数学的思考との相互依存的発達について-」. 全国数学教育学会,『数学教育学研究』,第25巻,第2号,101-111.
・和田信哉・中川裕之・上ヶ谷友佑・影山和也・山口武志(2019)「数学における考察対象の存在論的様相-Eulerによる「無限解析」の記号論的分析-」. 全国数学教育学会, 『数学教育学研究』,第25巻,第2号,55-64.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘.「リテラシーとしてのComputational thinking論:computationの意義と学校数学教育の役割」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第26巻第1号, 29-41. [査読有].
・影山和也,上ヶ谷友佑,和田信哉,中川裕之,山口武志.(印刷中)「身体行為と言語の使用によって特徴づけられる数学の授業における考察対象の存在論的様相の変容―記号論的視座から見た「平方根の大小と近似値」の中学3年生の授業分析―」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第27巻第2号, [査読有] [印刷中;2021年度]
・青谷章弘,天野秀樹,西宗一郎,影山和也,北䑓如法.(2021)「カリキュラムリソースの使用による授業構想・評価の差異の分析」.『学部・附属学校共同研究紀要』,第48号,107-115
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/list/creator/80f76cc83e9982cb520e17560c007669/item/50918
・和田信哉,上ヶ谷友佑,影山和也,中川裕之,山口武志.(2021)「平方根の授業における考察対象の進化論的発展の様相」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第27巻第1号, 15-32. [査読有]
・上ヶ谷友佑,和田信哉,中川裕之,影山和也,山口武志.(2021)「数学の授業における考察対象の存在論的様相の分析方法論―構成主義と記号論の相補的利用―」. 日本教科教育学会『日本教科教育学会誌』,第44巻第3号, 29-42. [査読有]
【発表】
・影山和也(2017)「有意味世界の生起としての数学学習-数学の学習と指導への現成主義的アプローチ-」.日本数学教育学会『第50回秋期研究大会発表集録』,465-468.
・影山和也(2017)日本数学教育心理研究学会・平成29年度秋期研究集会・講演「『研究が進む』ことの意味:研究の質向上の指針」.2017年11月3日(愛知教育大学).
・Kazuya Kageyama and Masataka Koyama(2018) Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Proceedings of the International Conference of 8th ICMI-East Asia Regional Conference on Mathematics Education(accepted).
・山口武志・影山和也・中原忠男・岡崎正和・前田一誠(2018)「等分除とその拡張」に関わるわり算問題の調査結果の考察.(全国数学教育学会学会奨励賞受賞記念講演)第47 回研究発表会,2018年1月27,28日,広島大学教育学部・大学院教育学研究科.
・Kazuya Kageyama(2018)Criteria for knowing a geometrical object: the enactivist perspective. In Bergqvist, E., sterholm, M., Granberg, C., & Sumpter, L. (Eds.), Proceedings of the 42nd Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education, 3, 187-194. Umeå, Sweden: PME.
・Kazuya Kageyama & Masataka Koyama(2018)Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Hsieh, F.-J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICME-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, 1, 485-492. Taipei, Taiwan: EARCOME.
・影山和也(2018)「数学的対象が身体化される様相:関数関係を巡るグループ活動の分析」. 日本数学教育学会, 『第6回春期研究大会論文集』,113-118.
・上ヶ谷友佑・青谷章弘・影山和也(2018)「数学教育研究における研究対象としてのcomputational thinking」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・和田信哉・中川裕之・上ヶ谷友佑・影山和也・山口武志(2018)「数学における考察対象の存在論的様相―オイラーによる「無限解析」の記号論的分析―」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・影山和也(2018)「数学教育における学習作業空間論に関する総合的研究」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・Ippo Ishibashi, Masataka Koyama and Kazuya Kageyama(2018).Factors affecting difficulty of conditional probability in the Japanese probability curriculum. Hsieh, F. -J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICMI-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, Vol.1, pp.469-477. May 7-11, 2018. Taiwan: Taipei International Convention Center.
・Kazuya Kageyama. The importance of an interpretative framework used during a post-lesson discussion in a Lesson Study cycle: The case of mathematics. Oral presentation paper at the 4th Conference of the World Association of the Lesson Studies, Amsterdam, Netherlands: WALS. 2019.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘(2019)「プログラミング環境下での生徒による認識様式の優先度」. 日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,76-77.
・上ヶ谷友佑・和田信哉・中川裕之・影山和也・山口武志(2019)「数学の授業における考察対象の存在論的様相に関する研究方法論」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,74-75.
・影山和也・青谷章弘・上ヶ谷友佑(2019)「これは数学的問題解決か?―computational thinking研究の可能性―」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,230.
・影山和也(2019)「カリキュラムのアラインメントからみえる展望と課題」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,105-110.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘.「数学的思考とコンピュテーショナル・シンキングとの互恵性解明―戦略的ゲーム環境への適応としての思考形態の現れ―」.全国数学教育学会第52回研究発表会(オンライン開催),口頭発表資料.
・上ヶ谷友佑・影山和也・青谷章弘.「機械とのコミュニケーション能力としてのComputational thinking」,日本教科教育学会『日本教科教育学会第46回全国大会論文集』,7-8.
・影山和也.「クラインを通した図形カリキュラム改革の現代的動力」.日本数学教育学会『第8回春期研究大会論文集』,105-112. [査読無].
・影山和也.「数学カリキュラムのアラインメントを実現する作業課題」.日本数学教育学会『第8回春期研究大会論文集』,279-282. [査読無].
・影山和也.「数学学習における志向性の働き―共創発カリキュラムの概念化可能性―」.日本数学教育学会『第53回秋期研究大会発表集録』,9-16. [査読有].
【講演】
・日本数学教育心理研究学会・平成29年度秋期研究集会・講演「「研究が進む」ことの意味:研究の質向上の指針」.平成29年11月3日(愛知教育大学).
【その他、報告書や翻訳等】
・平成29年度全国数学教育学会学会奨励賞(「「等分除とその拡張」に関わるわり算問題の調査結果の考察」(共著).
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂 遊・吉川 友則(2018)教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16巻,69-76.
・影山和也(2018)「数学的対象が身体化される様相:関数関係を巡るグループ活動の分析」. 日本.数学教育学会, 『第6回春期研究大会論文集』,113-118.
・Kazuya Kageyama(2018)Criteria for knowing a geometrical object: the enactivist perspective. In Bergqvist, E., Österholm, M., Granberg, C., & Sumpter, L. (Eds.), Proceedings of the 42nd Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education, 3, 187-194. Umeå, Sweden: PME.
・Kazuya Kageyama & Masataka Koyama. (2018). Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Hsieh, F.-J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICME-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, 1, 485-492. Taipei, Taiwan: EARCOME.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘(2019)「プログラミング環境下での生徒による認識様式の優先度」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,76-77.
・上ヶ谷友佑・和田信哉・中川裕之・影山和也・山口武志(2019)「数学の授業における考察対象の存在論的様相に関する研究方法論」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,74-75.
・影山和也・青谷章弘・上ヶ谷友佑(2019)「これは数学的問題解決か?―computational thinking研究の可能性―」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,230.
・影山和也(2019)「カリキュラムのアラインメントからみえる展望と課題」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,105-110.
・草原和博,木下博義,松宮奈賀子,川合紀宗,三好美織,小山正孝,影山和也,棚橋健治,川口広美,金鍾成,山元隆春,間瀬茂夫,永田良太,岩田昌太郎,井戸川豊,吉田成章,森田愛子,桑山尚司,佐藤万知(2020)INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1)『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,39-47.
・岡村美由規・木村博一・棚橋健治・草原和博・吉田成章・丸山恭司・小山正孝・鈴木由美子・木下博義・桑山尚司・山崎敬人・影山和也・岩田昌太郎・齊藤一彦・竹下俊治(2020)教師教育者のための国際版授業研究マニュアル.EVRI研究プロジェクト叢書・2・2020年6月(日本語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; Crimson Ineractive Pvt. Ltd.(2020)Lesson Study Manual for Teacher Educators: International Edition.EVRI研究プロジェクト叢書・3・2020年6月(英語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; SHIMAZAKI・ Mari; ALFARO・ Francisco; Garay Garcia・ Alexander(2020)Manual Internacional de Estudio de Clase para Formadores de Maestros.EVRI研究プロジェクト叢書・4・2020年6月(スペイン語版).
・影山和也.(2021)「空間図形カリキュラム構成のための視覚化の機能」.日本数学教育学会『第9回春期研究大会論文集』,145-152. [査読無]
・影山和也,齊藤一弥.(2021)「学校エージェントによる数学科カリキュラムのアラインメントへの関与―アンケート調査の有効性と限界―」.日本数学教育学会『第9回春期研究大会論文集』,247-254. [査読無]
・齊藤一弥,影山和也.(2021)「数学科カリキュラムアラインメントに対する学校エージェントの意識調査」.日本数学教育学会『第54回秋期研究大会発表集録』,81-84. [査読無]
・中林玲奈,植田悦司,結城和夏,小山正孝,影山和也.(2021)「算数科におけるメタ認知的思考態度の育成―社会的相互作用を重視した授業づくりを通して―」.日本数学教育学会『第54回秋期研究大会発表集録』,105-108. [査読無]
・影山和也(2020)「第3章第3節 算数・数学科とはどのような教科か」.日本教科教育学会編『教科とその本質』,92-97,教育出版.
・影山和也.「第2節 対象概念として図形を捉える」,溝口達也編「新しい算数教育の理論と実践」.ミネルヴァ書房140-147.2021年3月
・礒田正美・影山和也編(2021)『新・教職課程演習 第19巻 中等数学科教育』協同出版, 執筆箇所:17-36.
【論文】
★影山和也(2017)「有意味世界の生起としての数学学習-数学の学習と指導への現成主義的アプローチ-」,日本数学教育学会『第50回秋期研究大会発表集録』,465-468.
・中原忠男・前田一誠・山口武志・岡崎正和・影山和也(2018)「多世界パラダイムに基づくわり算概念の構成とその学習指導の改善に関する研究」.環太平洋大学,『環太平洋大学研究紀要』.
・影山和也(2018)「数学的見方・考え方を鍛える実践上の三つの視点」.広島大学附属小学校学校教育研究会,『学校教育』第1211号,14-21.
・影山和也(2018)「長期的視野に立つ統計的活動の充実のために」.広島大学附属小学校学校教育研究会,『学校教育』第1219号.34-39.
・影山和也(2019)「数学教育における学習作業空間論に関する総合的研究-有意味世界の生起としての数学学習を捉える中核理論の提案-」. 全国数学教育学会, 『数学教育学研究』,第25巻,第2号,91-100.
・上ヶ谷友佑・青谷章弘・影山和也(2019)「数学教育研究における研究対象としてのComputational Thinking-数学的思考との相互依存的発達について-」. 全国数学教育学会,『数学教育学研究』,第25巻,第2号,101-111.
・和田信哉・中川裕之・上ヶ谷友佑・影山和也・山口武志(2019)「数学における考察対象の存在論的様相-Eulerによる「無限解析」の記号論的分析-」. 全国数学教育学会, 『数学教育学研究』,第25巻,第2号,55-64.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘.「リテラシーとしてのComputational thinking論:computationの意義と学校数学教育の役割」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第26巻第1号, 29-41. [査読有].
・影山和也,上ヶ谷友佑,和田信哉,中川裕之,山口武志.(印刷中)「身体行為と言語の使用によって特徴づけられる数学の授業における考察対象の存在論的様相の変容―記号論的視座から見た「平方根の大小と近似値」の中学3年生の授業分析―」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第27巻第2号, [査読有] [印刷中;2021年度]
・青谷章弘,天野秀樹,西宗一郎,影山和也,北䑓如法.(2021)「カリキュラムリソースの使用による授業構想・評価の差異の分析」.『学部・附属学校共同研究紀要』,第48号,107-115
https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/ja/list/creator/80f76cc83e9982cb520e17560c007669/item/50918
・和田信哉,上ヶ谷友佑,影山和也,中川裕之,山口武志.(2021)「平方根の授業における考察対象の進化論的発展の様相」. 全国数学教育学会『数学教育学研究』,第27巻第1号, 15-32. [査読有]
・上ヶ谷友佑,和田信哉,中川裕之,影山和也,山口武志.(2021)「数学の授業における考察対象の存在論的様相の分析方法論―構成主義と記号論の相補的利用―」. 日本教科教育学会『日本教科教育学会誌』,第44巻第3号, 29-42. [査読有]
【発表】
・影山和也(2017)「有意味世界の生起としての数学学習-数学の学習と指導への現成主義的アプローチ-」.日本数学教育学会『第50回秋期研究大会発表集録』,465-468.
・影山和也(2017)日本数学教育心理研究学会・平成29年度秋期研究集会・講演「『研究が進む』ことの意味:研究の質向上の指針」.2017年11月3日(愛知教育大学).
・Kazuya Kageyama and Masataka Koyama(2018) Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Proceedings of the International Conference of 8th ICMI-East Asia Regional Conference on Mathematics Education(accepted).
・山口武志・影山和也・中原忠男・岡崎正和・前田一誠(2018)「等分除とその拡張」に関わるわり算問題の調査結果の考察.(全国数学教育学会学会奨励賞受賞記念講演)第47 回研究発表会,2018年1月27,28日,広島大学教育学部・大学院教育学研究科.
・Kazuya Kageyama(2018)Criteria for knowing a geometrical object: the enactivist perspective. In Bergqvist, E., sterholm, M., Granberg, C., & Sumpter, L. (Eds.), Proceedings of the 42nd Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education, 3, 187-194. Umeå, Sweden: PME.
・Kazuya Kageyama & Masataka Koyama(2018)Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Hsieh, F.-J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICME-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, 1, 485-492. Taipei, Taiwan: EARCOME.
・影山和也(2018)「数学的対象が身体化される様相:関数関係を巡るグループ活動の分析」. 日本数学教育学会, 『第6回春期研究大会論文集』,113-118.
・上ヶ谷友佑・青谷章弘・影山和也(2018)「数学教育研究における研究対象としてのcomputational thinking」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・和田信哉・中川裕之・上ヶ谷友佑・影山和也・山口武志(2018)「数学における考察対象の存在論的様相―オイラーによる「無限解析」の記号論的分析―」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・影山和也(2018)「数学教育における学習作業空間論に関する総合的研究」,第41回全国数学教育学会研究発表会.
・Ippo Ishibashi, Masataka Koyama and Kazuya Kageyama(2018).Factors affecting difficulty of conditional probability in the Japanese probability curriculum. Hsieh, F. -J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICMI-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, Vol.1, pp.469-477. May 7-11, 2018. Taiwan: Taipei International Convention Center.
・Kazuya Kageyama. The importance of an interpretative framework used during a post-lesson discussion in a Lesson Study cycle: The case of mathematics. Oral presentation paper at the 4th Conference of the World Association of the Lesson Studies, Amsterdam, Netherlands: WALS. 2019.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘(2019)「プログラミング環境下での生徒による認識様式の優先度」. 日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,76-77.
・上ヶ谷友佑・和田信哉・中川裕之・影山和也・山口武志(2019)「数学の授業における考察対象の存在論的様相に関する研究方法論」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,74-75.
・影山和也・青谷章弘・上ヶ谷友佑(2019)「これは数学的問題解決か?―computational thinking研究の可能性―」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,230.
・影山和也(2019)「カリキュラムのアラインメントからみえる展望と課題」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,105-110.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘.「数学的思考とコンピュテーショナル・シンキングとの互恵性解明―戦略的ゲーム環境への適応としての思考形態の現れ―」.全国数学教育学会第52回研究発表会(オンライン開催),口頭発表資料.
・上ヶ谷友佑・影山和也・青谷章弘.「機械とのコミュニケーション能力としてのComputational thinking」,日本教科教育学会『日本教科教育学会第46回全国大会論文集』,7-8.
・影山和也.「クラインを通した図形カリキュラム改革の現代的動力」.日本数学教育学会『第8回春期研究大会論文集』,105-112. [査読無].
・影山和也.「数学カリキュラムのアラインメントを実現する作業課題」.日本数学教育学会『第8回春期研究大会論文集』,279-282. [査読無].
・影山和也.「数学学習における志向性の働き―共創発カリキュラムの概念化可能性―」.日本数学教育学会『第53回秋期研究大会発表集録』,9-16. [査読有].
【講演】
・日本数学教育心理研究学会・平成29年度秋期研究集会・講演「「研究が進む」ことの意味:研究の質向上の指針」.平成29年11月3日(愛知教育大学).
【その他、報告書や翻訳等】
・平成29年度全国数学教育学会学会奨励賞(「「等分除とその拡張」に関わるわり算問題の調査結果の考察」(共著).
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂 遊・吉川 友則(2018)教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16巻,69-76.
・影山和也(2018)「数学的対象が身体化される様相:関数関係を巡るグループ活動の分析」. 日本.数学教育学会, 『第6回春期研究大会論文集』,113-118.
・Kazuya Kageyama(2018)Criteria for knowing a geometrical object: the enactivist perspective. In Bergqvist, E., Österholm, M., Granberg, C., & Sumpter, L. (Eds.), Proceedings of the 42nd Conference of the International Group for the Psychology of Mathematics Education, 3, 187-194. Umeå, Sweden: PME.
・Kazuya Kageyama & Masataka Koyama. (2018). Individual and collective aspects of students’ mathematical noticing. In Hsieh, F.-J. (Ed.), Proceedings of the 8th ICME-East Asia Regional Conference on Mathematics Education, 1, 485-492. Taipei, Taiwan: EARCOME.
・影山和也・上ヶ谷友佑・青谷章弘(2019)「プログラミング環境下での生徒による認識様式の優先度」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,76-77.
・上ヶ谷友佑・和田信哉・中川裕之・影山和也・山口武志(2019)「数学の授業における考察対象の存在論的様相に関する研究方法論」.日本教科教育学会,『第45回全国大会論文集』,74-75.
・影山和也・青谷章弘・上ヶ谷友佑(2019)「これは数学的問題解決か?―computational thinking研究の可能性―」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,230.
・影山和也(2019)「カリキュラムのアラインメントからみえる展望と課題」.日本数学教育学会,『第7回春期研究大会論文集』,105-110.
・草原和博,木下博義,松宮奈賀子,川合紀宗,三好美織,小山正孝,影山和也,棚橋健治,川口広美,金鍾成,山元隆春,間瀬茂夫,永田良太,岩田昌太郎,井戸川豊,吉田成章,森田愛子,桑山尚司,佐藤万知(2020)INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1)『広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書』第18巻,39-47.
・岡村美由規・木村博一・棚橋健治・草原和博・吉田成章・丸山恭司・小山正孝・鈴木由美子・木下博義・桑山尚司・山崎敬人・影山和也・岩田昌太郎・齊藤一彦・竹下俊治(2020)教師教育者のための国際版授業研究マニュアル.EVRI研究プロジェクト叢書・2・2020年6月(日本語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; Crimson Ineractive Pvt. Ltd.(2020)Lesson Study Manual for Teacher Educators: International Edition.EVRI研究プロジェクト叢書・3・2020年6月(英語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; SHIMAZAKI・ Mari; ALFARO・ Francisco; Garay Garcia・ Alexander(2020)Manual Internacional de Estudio de Clase para Formadores de Maestros.EVRI研究プロジェクト叢書・4・2020年6月(スペイン語版).
・影山和也.(2021)「空間図形カリキュラム構成のための視覚化の機能」.日本数学教育学会『第9回春期研究大会論文集』,145-152. [査読無]
・影山和也,齊藤一弥.(2021)「学校エージェントによる数学科カリキュラムのアラインメントへの関与―アンケート調査の有効性と限界―」.日本数学教育学会『第9回春期研究大会論文集』,247-254. [査読無]
・齊藤一弥,影山和也.(2021)「数学科カリキュラムアラインメントに対する学校エージェントの意識調査」.日本数学教育学会『第54回秋期研究大会発表集録』,81-84. [査読無]
・中林玲奈,植田悦司,結城和夏,小山正孝,影山和也.(2021)「算数科におけるメタ認知的思考態度の育成―社会的相互作用を重視した授業づくりを通して―」.日本数学教育学会『第54回秋期研究大会発表集録』,105-108. [査読無]
研究テーマ・研究関心Research Concern
算数・数学教育
数学に関する認知論・認識論
数学的気づき
現実と数学
教育研究の学際性
数学に関する認知論・認識論
数学的気づき
現実と数学
教育研究の学際性