広島大学教育ヴィジョン研究センター 連携研究者
岩田昌太郎 Shotaro Iwata
もし、「あなたは、研究者ですか、それとも教師教育者ですか」と問われれば、私は教師教育者であると応えるであろう。もちろん、将来的には「研究のできる教師教育者」でありたいし、大学教員としてのアイデンティティはそこにあるように思います。
そのような中、私は、教師教育研究や教科教育学の研究と実践に関わって、体育科の立場からEVRIの取り組みに関わっています。
まず前者の研究では、現在、欧州(とりわけ,オランダ)の研究者との国際シンポジウムや講演セミナーの企画・運営などを通して、教師教育の国際比較分析に力を注いでいます。そのような契機をつくってくれたのが、教師教育者のアイデンティティ研究の先駆的な研究者であるDr. Anja Swennen(Vrije Universiteit Amsterdam;アムステルダム自由大学)です。彼女との出会いは、サバティカル研修であり、2016年-2017年間、とても丁寧に研究指導や教育支援をしていただきました。
次に後者については、日本の体育科の授業研究をはじめとした校内研や県市の講演会に従事し,体育科教師の力量形成に貢献できるように従事しています。もちろん、保健体育科教師達人セミナー(HePESET)という「自主研究サークル」の場においても、附属教員や公立学校の教員、そして大学生がコラボして教材開発も行っています。こうした取り組みは、教師教育における教員養成や現職教育を有機的に「つなぐ」ものになると考えています。
以上のように私は、EVRIで「教師教育」ユニットに所属しながら、教員養成や教師教育の実証的な研究と実践に関わっております。しかし、その一方で、体育科の授業研究の充実や教師教育者の成長を願って、国内外の大学や学校への調査や研究会への参加も続けております。
今後は、他のユニットとも連携をはかりながら、国内外のカリキュラム論や授業論,そして教師教育研究や実践に取り組んでいきたいと考えております。
2017-2019年度:教育の専門家ユニット(教師教育者クラスタ)。
2020年度:教師教育・授業研究ユニット。
そのような中、私は、教師教育研究や教科教育学の研究と実践に関わって、体育科の立場からEVRIの取り組みに関わっています。
まず前者の研究では、現在、欧州(とりわけ,オランダ)の研究者との国際シンポジウムや講演セミナーの企画・運営などを通して、教師教育の国際比較分析に力を注いでいます。そのような契機をつくってくれたのが、教師教育者のアイデンティティ研究の先駆的な研究者であるDr. Anja Swennen(Vrije Universiteit Amsterdam;アムステルダム自由大学)です。彼女との出会いは、サバティカル研修であり、2016年-2017年間、とても丁寧に研究指導や教育支援をしていただきました。
次に後者については、日本の体育科の授業研究をはじめとした校内研や県市の講演会に従事し,体育科教師の力量形成に貢献できるように従事しています。もちろん、保健体育科教師達人セミナー(HePESET)という「自主研究サークル」の場においても、附属教員や公立学校の教員、そして大学生がコラボして教材開発も行っています。こうした取り組みは、教師教育における教員養成や現職教育を有機的に「つなぐ」ものになると考えています。
以上のように私は、EVRIで「教師教育」ユニットに所属しながら、教員養成や教師教育の実証的な研究と実践に関わっております。しかし、その一方で、体育科の授業研究の充実や教師教育者の成長を願って、国内外の大学や学校への調査や研究会への参加も続けております。
今後は、他のユニットとも連携をはかりながら、国内外のカリキュラム論や授業論,そして教師教育研究や実践に取り組んでいきたいと考えております。
2017-2019年度:教育の専門家ユニット(教師教育者クラスタ)。
2020年度:教師教育・授業研究ユニット。
研究業績Research Results
【著書】
・日本教科教育学会 出版計画 学会編(2017)「教科教育学研究ハンドブック」.分担執筆 岩田昌太郎「第3章 教科教育の教師教育研究」,教育出版,pp.154-159.
・[分担執筆]岩田昌太郎(2020)「第1章第4節 体育の授業研究における教師教育者の役割」.木原成一郎・大後戸一樹・久保研二・村井潤・加登本仁編著,「体育授業研究のすゝめ」.創文企画,pp.33-159,2020年6月.
・[分担執筆]岩田昌太郎(2020)「コラム10 「with-afterコロナ」における部活動の再開に潜む光と影」.草原和博・吉田成章 編著,「ポスト・コロナの学校教育 教育者の応答と未来デザイン」.渓水社,pp.151,2020年7月.
・Kazuhiro Kusahara & Shotaro Iwata. (2021) Teacher educators’ professional development in Japan. In Ruben Vanderlinde, Kari Smith, Jean Murray & Mieke Lunenberg. Teacher Educators and their Professional Development; Learning from the Past, Looking to the Future. Oxon & New York: Routledge. pp. 82-91.
【論文】
・小田啓史・東川安雄・齊藤一彦・岩田昌太郎(2016)体育授業におけるタブレット端末を利用した協働的な学びの実態:バレーボールのチーム会議場面に着目して.中学教育研究紀要,47:49-54.
・岩田昌太郎・中山泉・川口諒・正木志歩・有馬尊・濱本想子・則清陽香・中川昂・室本佳祐・佐藤由惟(2018)体育授業は学級経営にどのような影響を及ぼすのか:初任の小学校教員を事例として.学校教育実践学研究,24:175-185.
・柿手祝彦・濱本想子・岩田昌太郎(2018)ベースボール型体育授業における「主体性」の育成を意図した実証研究 :『学び合い』に基づく守備場面の活動に着目して.中学教育研究紀要,49:47-52.
・岩田昌太郎・草原和博・川口広美(2018)教師教育者の成長過程に関する質的研究―TAの経験はアイデンティティ形成にどのように影響を与えるか―.日本教科教育学会誌,41(1):35-46.
・岩田昌太郎・濱本想子・中川昂・室本佳祐・白石愛・辻亮太・敖敦其其格(2018)「授業構想力」からワークショップ型構内研修の成果をいかに俯瞰するか-X中学校保健体育教育部会の研修を事例として-.学校教育実践学研究,25:127-137.
・木原成一郎・大後戸一樹・齊藤一彦・岩田昌太郎・久保 研二・村井潤・加登本仁・嘉数健悟(2018)校内研修として行われる体育授業研究の役割―日本における授業研究の役割と中国での授業研究の現状と課題―.体育科教育学研究ラウンドテーブル報告書,34(1):61.
・木原成一郎・大後戸一樹・岩田昌太郎・齊藤一彦・久保研二・加登本仁・嘉数健悟・中西紘士(2019)海外の教師教育者と日本の教師教育者の違い:―校内研修における 実務家教員の指導助言の内容からみる教師教育のあり方について―.体育科教育学研究ラウンドテーブル報告書,35(1): 59.
・生関文翔・岩田昌太郎(2019)小・中学校教員におけるリズム系ダンス指導の悩み事に関する調査研究:性別・校種・ダンス指導歴および教職経験年数の差異をてがかりに.日本教科教育学会誌,42(1):65-74.
・濱本想子・岩田昌太郎・齊藤一彦(2019)体育科教育実習生の「授業における知識」の特徴と変容に関する事例研究:協議会でのリフレクションに表出する「授業における知識」に着目して.体育学研究,65:53-71.
・岩田昌太郎・濱本想子・白石智也・嘉数健悟(2019)日本における教員養成の質保証の現状と課題:国内の研究動向からみる今後への示唆.広島大学大学院 教育学研究科紀要 第二部(文化教育開発関連領域),68:243-253.
濱本想子・大坂遊・草原和博・岩田昌太郎(2019)A. SwennenとK. Smithの教師教育者の専門性開発論.広島大学大学院 教育学研究科紀要 第二部(文化教育開発関連領域),68:45-54.
・白石智也・岩田昌太郎・齊藤 一彦(2020)ウガンダ共和国における授業研究を用いた体育教員研究会の効果の検討:New World Kirkpatrick Modelを適用した研修評価.体育学研究,65:125-141.
・濱本想子・白石智也・赤松一成・敖敦其其格・白石愛・辻亮太・大城穂乃香・磯村美菜子・岩田昌太郎(2020)小学校におけるCLIL 体育の授業実践に関する事例研究-「跳び箱運動×感嘆詞」の内容的視点から-.学校教育実践学研究,26:47-58.
・白石智也・岩田昌太郎・齊藤 一彦(2020)ウガンダ共和国における授業研究を用いた体育教員研究会の効果の検討:New World Kirkpatrick Modelを適用した研修評価.体育学研究, 65(1):125-141 査読付き.
・濱本想子・岩田昌太郎・齊藤一彦(2020)体育科教育実習生の「授業における知識」の特徴と変容に関する事例研究:協議会でのリフレクションに表出する「授業における知識」に着目して.体育学研究,65(1):53-71 査読付き.
・岩田昌太郎・橋本真・柴山彗(2021)「ポストコロナ社会」における保健体育の意義や課題に関する調査研究:A県の商船高専を事例として.広島商船高専専門学校紀要,42号(印刷中)査読付き.
・岩田昌太郎・大城穂乃香・磯村美菜子・松本ミユ・村上遥菜・敖敦其其格・濱本想子(2021)子どもの「格差」問題へ「社会正義」を志向する保健体育はいかに貢献しうるか.学校教育実践学研究,第27巻(印刷中)
・敖敦 其其格 , 岩田 昌太郎 , 濱本 想子(2021)「外国人研究者は日本の授業研究の観察から何に気づきどのように学ぶのか : 体育授業研究の観察を事例として」『日本教科教育学会誌 = The bulletin of Japanese curriculum research and development』,44(1):23-36.(査読あり)
【雑誌】
・岩田昌太郎(2016)スポーツと教育-教育が果たす役割とは-.体育の科学,66巻 5月号:327-334.
・岩田昌太郎(2017)「投」が追加される陸上運動をどう展望するか-「THROW」の視点から-.体育科教育,65(6):pp.40-43.
・岩田昌太郎・赤松一成(2019)双方向の能力が高まる”体育×英語”の授業―「体育手段論」を超えて.体育科教育,67(6):pp.26-29,2019年6月
・佐藤甲斐・岩田昌太郎(2020)「withコロナ」時代の保健授業を切り拓く.体育科教育 7月号:53-55,2020年7月.
・岩田昌太郎・嘉数健悟(2021)「小学校体育にみる教科書の不在 (特集 教科書の中の体育・スポーツ)」.『体育の科学』 71(10):694-698.
【発表】
・Iwata, S. (2016) What is the impact of “Short-term Lesson Study” in Japanese primary school? "World Association of Lesson Studies 2016 in Exeter, UK <Poster Presentation>
★Kusahara,K., Iwata, S., Kawaguchi, H., Okamura, M. and Osaka, Y. (2016) The Problems and Challenges That Teacher Educators Face in Japan. ATEE conference 2016, Eindhoven in the Netherlands. <Interactive Symposium>
★Iwata, S. and Swennen A., (2016) The Development of Prospective Teacher Educators in a Japanese Research University. ATEE conference 2016, Eindhoven in the Netherlands. <Poster Presentation>
★Iwata, S. and Swennen A., (2017) Teacher Education in Japan and the Netherlands: Main Characteristics and Their Impact on Teacher Educators. ATEE conference 2017, Dubrovnik in Croatia. <Poster Presentation>
・Iwata, S and Kihara, S.,(2017)Development of Lesson Study on Physical Education through School Training : Case studies in Japan, China, and Scotland World Association of Lesson Studies 2017 in Nagoya, Japan. <Symposium>
・Shotaro Iwata, Anja Swennen and Aiko Hamamoto(2018) Becoming a Beginning Teacher Educator in Japan: How does beginning teacher educators change identity through teacher assistants and lecture?, ATEE conference 2018 in Gavle, Sweden.<Oral Presentation>
・Shotaro Iwata, Tomoya Shiraishi (2018) "An Attempt at the Theorization of Physical Education Lesson Studies: A 20-year scoping review of the literature". World Associate for Lesson Studies conference 2018, Beijing in China.<Poster Presentation>
・岩田昌太郎(2018)教師教育者に関する国際シンポジウム 第1部 話題提供 事例1「日本の中堅教師教育者のセルフスタディ」,武蔵大学.
・Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi and Anja Swennen(2019)How Did Japanese Teacher Educators Change Their Identity Through a Workshop?. ATEE conference 2019 in Bath, UK. <Oral Presentation>
・Aiko Hamamoto, Shoaro Iwata, Almut Krapf and Aodun Qiqige(2019)Overviewing the Outcomes of Workshop-Type School Training from PE Teacher's Lesson Planning Ability.WALS conference 2019 in Amsterdam, the Netherlands. <Poster Presentation>
・Aodun Qiqige, Aiko Hamamoto and Shotaro Iwata (2021) Beginning Teacher Educators Learning Experiences as Guidance Advisors in Lesson Study on Physical Education. ATEE (Association of Teacher Education in Europe) 2021. Paper Session 2. 2021.9.10
・Kengo Kakazu, Shotaro Iwata (2021) Rethinking physical education teacher education curriculum in Japan: the perception of physical education teachers. AARE(Australian Association for Research in Education)2021 Conference. Poster Presentation.2021.11.28
・Jongsung Kim , Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi, Nariakira Yoshida, and Lee Kim Eng Christine(2021)Teacher Educators’ Involvements in School-based Lesson Study: A Case of Japan. WALS(World Association of Lesson Studies)2021. Parallel Symposium Session. 2021.11.29
【その他、報告書や翻訳等】
・岩田昌太郎・齊藤一彦・伊藤真・三村真弓(2018)グローバル人材育成に資する教科連携型のContent and Language Integrated Learning(CLIL)の実証研究:中学校における技能教科のパイロット・スタディ.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16:31-40.
・Iwata, S. and Swennen A., (2017) "Teacher Education in Japan and the Netherlands: Main Characteristics and Their Impact on Teacher Educators", ATEE conference 2017, Dubrovnik in Croatia.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂遊・吉川友則(2018)教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16:69-76.
・岩田昌太郎・齊藤一彦・草原和博・川口広美(2019)Becoming a Teacher Educator in Japan: 教師教育者の力量形成に資するワークショップ型研修の効果とself-study の観点から.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,17:17-26.
・齊藤一彦,草原和博,岩田昌太郎,桑山尚司(2020)日本型教育の海外展開方策モデル創出:広島型教科横断的国際教育協力プラットフォー ムの構築.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,18:29-37.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・小山正孝・影山和也・棚橋健治・川口広美・金鍾成・山元隆春・間瀬茂夫・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・佐藤万知(2020)INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,18:39-47.
・岡村美由規・木村博一・棚橋健治・草原和博・吉田成章・丸山恭司・小山正孝・鈴木由美子・木下博義・桑山尚司・山崎敬人・影山和也・岩田昌太郎・齊藤一彦・竹下俊治(2020)教師教育者のための国際版授業研究マニュアル.EVRI研究プロジェクト叢書・2・2020年6月(日本語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; Crimson Ineractive Pvt. Ltd.(2020)Lesson Study Manual for Teacher Educators: International Edition.EVRI研究プロジェクト叢書・3・2020年6月(英語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; SHIMAZAKI・ Mari; ALFARO・ Francisco; Garay Garcia・ Alexander(2020)Manual Internacional de Estudio de Clase para Formadores de Maestros.EVRI研究プロジェクト叢書・4・2020年6月(スペイン語版).
・吉田 成章 , 草原 和博 , 木下 博義 , 松宮 奈賀子 , 川合 紀宗 , 三好 美織 , 小山 正孝 , 影山 和也 , 棚橋 健治 , 川口 広美 , 金 鍾成 , 山元 隆春 , 間瀬 茂夫 , 永田 良太 , 岩田 昌太郎 , 井戸川 豊 , 丸山 恭司 , 三時 眞貴子 , 森田 愛子 , 桑山 尚司.「「ポスト・コロナの学校教育」の提起する学術知共創の可能性と課題」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』19:1-8.
・金 鍾成, 吉田 成章, 岩田 昌太郎, 川口 広美.(2021)「授業研究を軸にした教師教育に関する国際共同研究のプラットフォームづくり」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』19:33-40.
・草原 和博, 松宮 奈賀子, 三好 美織, 小山 正孝, 川口 広美, 金 鍾成, 岩田 昌太郎, 丸山 恭司, 吉田 成章, 桑山 尚司.(2021)「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(2) : 「PELSTE2021」の実施計画」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』 19:25-32.
・日本教科教育学会 出版計画 学会編(2017)「教科教育学研究ハンドブック」.分担執筆 岩田昌太郎「第3章 教科教育の教師教育研究」,教育出版,pp.154-159.
・[分担執筆]岩田昌太郎(2020)「第1章第4節 体育の授業研究における教師教育者の役割」.木原成一郎・大後戸一樹・久保研二・村井潤・加登本仁編著,「体育授業研究のすゝめ」.創文企画,pp.33-159,2020年6月.
・[分担執筆]岩田昌太郎(2020)「コラム10 「with-afterコロナ」における部活動の再開に潜む光と影」.草原和博・吉田成章 編著,「ポスト・コロナの学校教育 教育者の応答と未来デザイン」.渓水社,pp.151,2020年7月.
・Kazuhiro Kusahara & Shotaro Iwata. (2021) Teacher educators’ professional development in Japan. In Ruben Vanderlinde, Kari Smith, Jean Murray & Mieke Lunenberg. Teacher Educators and their Professional Development; Learning from the Past, Looking to the Future. Oxon & New York: Routledge. pp. 82-91.
【論文】
・小田啓史・東川安雄・齊藤一彦・岩田昌太郎(2016)体育授業におけるタブレット端末を利用した協働的な学びの実態:バレーボールのチーム会議場面に着目して.中学教育研究紀要,47:49-54.
・岩田昌太郎・中山泉・川口諒・正木志歩・有馬尊・濱本想子・則清陽香・中川昂・室本佳祐・佐藤由惟(2018)体育授業は学級経営にどのような影響を及ぼすのか:初任の小学校教員を事例として.学校教育実践学研究,24:175-185.
・柿手祝彦・濱本想子・岩田昌太郎(2018)ベースボール型体育授業における「主体性」の育成を意図した実証研究 :『学び合い』に基づく守備場面の活動に着目して.中学教育研究紀要,49:47-52.
・岩田昌太郎・草原和博・川口広美(2018)教師教育者の成長過程に関する質的研究―TAの経験はアイデンティティ形成にどのように影響を与えるか―.日本教科教育学会誌,41(1):35-46.
・岩田昌太郎・濱本想子・中川昂・室本佳祐・白石愛・辻亮太・敖敦其其格(2018)「授業構想力」からワークショップ型構内研修の成果をいかに俯瞰するか-X中学校保健体育教育部会の研修を事例として-.学校教育実践学研究,25:127-137.
・木原成一郎・大後戸一樹・齊藤一彦・岩田昌太郎・久保 研二・村井潤・加登本仁・嘉数健悟(2018)校内研修として行われる体育授業研究の役割―日本における授業研究の役割と中国での授業研究の現状と課題―.体育科教育学研究ラウンドテーブル報告書,34(1):61.
・木原成一郎・大後戸一樹・岩田昌太郎・齊藤一彦・久保研二・加登本仁・嘉数健悟・中西紘士(2019)海外の教師教育者と日本の教師教育者の違い:―校内研修における 実務家教員の指導助言の内容からみる教師教育のあり方について―.体育科教育学研究ラウンドテーブル報告書,35(1): 59.
・生関文翔・岩田昌太郎(2019)小・中学校教員におけるリズム系ダンス指導の悩み事に関する調査研究:性別・校種・ダンス指導歴および教職経験年数の差異をてがかりに.日本教科教育学会誌,42(1):65-74.
・濱本想子・岩田昌太郎・齊藤一彦(2019)体育科教育実習生の「授業における知識」の特徴と変容に関する事例研究:協議会でのリフレクションに表出する「授業における知識」に着目して.体育学研究,65:53-71.
・岩田昌太郎・濱本想子・白石智也・嘉数健悟(2019)日本における教員養成の質保証の現状と課題:国内の研究動向からみる今後への示唆.広島大学大学院 教育学研究科紀要 第二部(文化教育開発関連領域),68:243-253.
濱本想子・大坂遊・草原和博・岩田昌太郎(2019)A. SwennenとK. Smithの教師教育者の専門性開発論.広島大学大学院 教育学研究科紀要 第二部(文化教育開発関連領域),68:45-54.
・白石智也・岩田昌太郎・齊藤 一彦(2020)ウガンダ共和国における授業研究を用いた体育教員研究会の効果の検討:New World Kirkpatrick Modelを適用した研修評価.体育学研究,65:125-141.
・濱本想子・白石智也・赤松一成・敖敦其其格・白石愛・辻亮太・大城穂乃香・磯村美菜子・岩田昌太郎(2020)小学校におけるCLIL 体育の授業実践に関する事例研究-「跳び箱運動×感嘆詞」の内容的視点から-.学校教育実践学研究,26:47-58.
・白石智也・岩田昌太郎・齊藤 一彦(2020)ウガンダ共和国における授業研究を用いた体育教員研究会の効果の検討:New World Kirkpatrick Modelを適用した研修評価.体育学研究, 65(1):125-141 査読付き.
・濱本想子・岩田昌太郎・齊藤一彦(2020)体育科教育実習生の「授業における知識」の特徴と変容に関する事例研究:協議会でのリフレクションに表出する「授業における知識」に着目して.体育学研究,65(1):53-71 査読付き.
・岩田昌太郎・橋本真・柴山彗(2021)「ポストコロナ社会」における保健体育の意義や課題に関する調査研究:A県の商船高専を事例として.広島商船高専専門学校紀要,42号(印刷中)査読付き.
・岩田昌太郎・大城穂乃香・磯村美菜子・松本ミユ・村上遥菜・敖敦其其格・濱本想子(2021)子どもの「格差」問題へ「社会正義」を志向する保健体育はいかに貢献しうるか.学校教育実践学研究,第27巻(印刷中)
・敖敦 其其格 , 岩田 昌太郎 , 濱本 想子(2021)「外国人研究者は日本の授業研究の観察から何に気づきどのように学ぶのか : 体育授業研究の観察を事例として」『日本教科教育学会誌 = The bulletin of Japanese curriculum research and development』,44(1):23-36.(査読あり)
【雑誌】
・岩田昌太郎(2016)スポーツと教育-教育が果たす役割とは-.体育の科学,66巻 5月号:327-334.
・岩田昌太郎(2017)「投」が追加される陸上運動をどう展望するか-「THROW」の視点から-.体育科教育,65(6):pp.40-43.
・岩田昌太郎・赤松一成(2019)双方向の能力が高まる”体育×英語”の授業―「体育手段論」を超えて.体育科教育,67(6):pp.26-29,2019年6月
・佐藤甲斐・岩田昌太郎(2020)「withコロナ」時代の保健授業を切り拓く.体育科教育 7月号:53-55,2020年7月.
・岩田昌太郎・嘉数健悟(2021)「小学校体育にみる教科書の不在 (特集 教科書の中の体育・スポーツ)」.『体育の科学』 71(10):694-698.
【発表】
・Iwata, S. (2016) What is the impact of “Short-term Lesson Study” in Japanese primary school? "World Association of Lesson Studies 2016 in Exeter, UK <Poster Presentation>
★Kusahara,K., Iwata, S., Kawaguchi, H., Okamura, M. and Osaka, Y. (2016) The Problems and Challenges That Teacher Educators Face in Japan. ATEE conference 2016, Eindhoven in the Netherlands. <Interactive Symposium>
★Iwata, S. and Swennen A., (2016) The Development of Prospective Teacher Educators in a Japanese Research University. ATEE conference 2016, Eindhoven in the Netherlands. <Poster Presentation>
★Iwata, S. and Swennen A., (2017) Teacher Education in Japan and the Netherlands: Main Characteristics and Their Impact on Teacher Educators. ATEE conference 2017, Dubrovnik in Croatia. <Poster Presentation>
・Iwata, S and Kihara, S.,(2017)Development of Lesson Study on Physical Education through School Training : Case studies in Japan, China, and Scotland World Association of Lesson Studies 2017 in Nagoya, Japan. <Symposium>
・Shotaro Iwata, Anja Swennen and Aiko Hamamoto(2018) Becoming a Beginning Teacher Educator in Japan: How does beginning teacher educators change identity through teacher assistants and lecture?, ATEE conference 2018 in Gavle, Sweden.<Oral Presentation>
・Shotaro Iwata, Tomoya Shiraishi (2018) "An Attempt at the Theorization of Physical Education Lesson Studies: A 20-year scoping review of the literature". World Associate for Lesson Studies conference 2018, Beijing in China.<Poster Presentation>
・岩田昌太郎(2018)教師教育者に関する国際シンポジウム 第1部 話題提供 事例1「日本の中堅教師教育者のセルフスタディ」,武蔵大学.
・Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi and Anja Swennen(2019)How Did Japanese Teacher Educators Change Their Identity Through a Workshop?. ATEE conference 2019 in Bath, UK. <Oral Presentation>
・Aiko Hamamoto, Shoaro Iwata, Almut Krapf and Aodun Qiqige(2019)Overviewing the Outcomes of Workshop-Type School Training from PE Teacher's Lesson Planning Ability.WALS conference 2019 in Amsterdam, the Netherlands. <Poster Presentation>
・Aodun Qiqige, Aiko Hamamoto and Shotaro Iwata (2021) Beginning Teacher Educators Learning Experiences as Guidance Advisors in Lesson Study on Physical Education. ATEE (Association of Teacher Education in Europe) 2021. Paper Session 2. 2021.9.10
・Kengo Kakazu, Shotaro Iwata (2021) Rethinking physical education teacher education curriculum in Japan: the perception of physical education teachers. AARE(Australian Association for Research in Education)2021 Conference. Poster Presentation.2021.11.28
・Jongsung Kim , Shotaro Iwata, Hiromi Kawaguchi, Nariakira Yoshida, and Lee Kim Eng Christine(2021)Teacher Educators’ Involvements in School-based Lesson Study: A Case of Japan. WALS(World Association of Lesson Studies)2021. Parallel Symposium Session. 2021.11.29
【その他、報告書や翻訳等】
・岩田昌太郎・齊藤一彦・伊藤真・三村真弓(2018)グローバル人材育成に資する教科連携型のContent and Language Integrated Learning(CLIL)の実証研究:中学校における技能教科のパイロット・スタディ.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16:31-40.
・Iwata, S. and Swennen A., (2017) "Teacher Education in Japan and the Netherlands: Main Characteristics and Their Impact on Teacher Educators", ATEE conference 2017, Dubrovnik in Croatia.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・影山和也・川口広美・棚橋健治・山元隆春・間瀬茂夫・兼重昇・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・大坂遊・吉川友則(2018)教育ヴィジョン研究センターの企画・運営戦略に関する研究(2),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,16:69-76.
・岩田昌太郎・齊藤一彦・草原和博・川口広美(2019)Becoming a Teacher Educator in Japan: 教師教育者の力量形成に資するワークショップ型研修の効果とself-study の観点から.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,17:17-26.
・齊藤一彦,草原和博,岩田昌太郎,桑山尚司(2020)日本型教育の海外展開方策モデル創出:広島型教科横断的国際教育協力プラットフォー ムの構築.広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,18:29-37.
・草原和博・木下博義・松宮奈賀子・川合紀宗・三好美織・小山正孝・影山和也・棚橋健治・川口広美・金鍾成・山元隆春・間瀬茂夫・永田良太・岩田昌太郎・井戸川豊・吉田成章・森田愛子・桑山尚司・佐藤万知(2020)INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(1),広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト報告書,18:39-47.
・岡村美由規・木村博一・棚橋健治・草原和博・吉田成章・丸山恭司・小山正孝・鈴木由美子・木下博義・桑山尚司・山崎敬人・影山和也・岩田昌太郎・齊藤一彦・竹下俊治(2020)教師教育者のための国際版授業研究マニュアル.EVRI研究プロジェクト叢書・2・2020年6月(日本語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; Crimson Ineractive Pvt. Ltd.(2020)Lesson Study Manual for Teacher Educators: International Edition.EVRI研究プロジェクト叢書・3・2020年6月(英語版).
・OKAMURA・ Miyuki; KIMURA・ Hirokazu; TANAHASHI・ Kenji; KUSAHARA・ Kazuhiro; YOSHIDA・ Nariakira; MARUYAMA・ Yasushi; KOYAMA・ Masataka; SUZUKI・ Yumiko; KINOSHITA・ Hiroyoshi; KUWAYAMA・ Hisashi; YAMASAKI・ Takahito; KAGEYAMA・ Kazuya; IWATA・ Shotaro; SAITO・ Kazuhiko; TAKESHITA・ Shunji; SHIMAZAKI・ Mari; ALFARO・ Francisco; Garay Garcia・ Alexander(2020)Manual Internacional de Estudio de Clase para Formadores de Maestros.EVRI研究プロジェクト叢書・4・2020年6月(スペイン語版).
・吉田 成章 , 草原 和博 , 木下 博義 , 松宮 奈賀子 , 川合 紀宗 , 三好 美織 , 小山 正孝 , 影山 和也 , 棚橋 健治 , 川口 広美 , 金 鍾成 , 山元 隆春 , 間瀬 茂夫 , 永田 良太 , 岩田 昌太郎 , 井戸川 豊 , 丸山 恭司 , 三時 眞貴子 , 森田 愛子 , 桑山 尚司.「「ポスト・コロナの学校教育」の提起する学術知共創の可能性と課題」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』19:1-8.
・金 鍾成, 吉田 成章, 岩田 昌太郎, 川口 広美.(2021)「授業研究を軸にした教師教育に関する国際共同研究のプラットフォームづくり」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』19:33-40.
・草原 和博, 松宮 奈賀子, 三好 美織, 小山 正孝, 川口 広美, 金 鍾成, 岩田 昌太郎, 丸山 恭司, 吉田 成章, 桑山 尚司.(2021)「INEI加盟大学と連携した授業研究・平和教育セミナー(2) : 「PELSTE2021」の実施計画」『広島大学教育学部共同研究プロジェクト報告書』 19:25-32.
研究テーマ・研究関心Research Concern
体育科教育学
教師教育
授業研究
教師教育者の養成と成長
国際スポーツ教育学
教師教育
授業研究
教師教育者の養成と成長
国際スポーツ教育学