広島大学教育ヴィジョン研究センター Inclusive・日本語教育ユニット・特任准教授
大森万理子 Mariko Omori
九州大学及びClaremont Graduate Universityにて修士号を取得。九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻修了。博士(教育学)。九州大学大学院人間環境学研究院学術研究員を経て、2023年3月まで広島大学大学院人間社会科学研究科助教。2023年4月より広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構の特任准教授。専門は教育社会史。
研究業績Research Results
【著作】
・『大阪児童福祉の先駆—博愛社の史的研究』, 「第16章 アメリカおよび中国における児童保護事業の展開—楠本六一と楠本安子の活動に着目して」, 立花出版, 2023年, 12, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 室田保夫, 大月英雄, 水上妙子, 高市勢津子, 原佳央理, 倉持史朗, 片岡優子, 今井小の実, 蜂谷俊隆, 高岡裕之, 竹林徑一, 大野定利, 元村智明, 大森万理子, チェン・リーメイ, 978-4-86617-227-9, 462, pp.401-426, 2023年12月25日.
・『医学が子どもを見出すとき—孤児、貧困児、施設児と医学をめぐる子ども史』, 「第8章 アメリカ少年司法における医学の導入と展開—フィラデルフィア市立裁判所の医療活動(1914年〜1927年)に着目して」, 勁草書房, 2023年, 07, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 土屋敦、野々村淑子、乙須翼、稲井智義、杉原薫、草野舞、田中友佳子、松本由起子、大森万理子、野崎祐人, 978-4-326-60362-6, 408, 291-324, 2023年07月20日.
・『「保護」と「分類」の教育社会史—アメリカ日本人移民の児童保護政策と中間団体』, 九州大学出版会, 単行本(学術書), 単著, 日本語, 978-4-7985-0340-0, 258, 2022年12月.
・『衡平な大学入試を求めて—カリフォルニア大学とアファーマティブ・アクション』, 九州大学出版会, 単行本(学術書), 共訳, 日本語, 978-4-7985-0335-6, 439, pp.59-99, 2022年08月.
・『ヒューマン・スタディーズ—世界で語る/世界に語る』, 「テスト、あるいは能力について」, 集広舎, 日本語, 978-4-86735-024-9, 293, pp.31-40,2022年03月.
・『孤児と救済のエポック−一六〜二〇世紀にみる子ども・家族規範の多層性』, 「「アメリカ化」から「日系人の子供は日系人の家に」—羅府日本人人道会から南加小児園への展開(一九一二~一九五二年)を中心に—」, 勁草書房, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 土屋敦, 野々村淑子, 乙須翼, 草野舞, 足達咲希, 大森万理子, 田中友佳子, 978-4-326-60316-9, 376, pp.231-267, 2019年02月.
・『子ども論エッセンス―教育の原点を求めて― 〜すべての子どもに権利・人権を保障するとは〜』, 「IV 子どもの権利条約の歴史とこれから 2.世界児童憲章から日本の条約批准まで」, 花書院, 教科書, 共著, 日本語, 野々村淑子, 藤田雄飛, 田中友佳子, 金子研太, 清水良彦, 畑中大路, 佐藤晋平, 董秋艶, 孫雪エイ, 宮川幸奈, 大森万理子, 楊ショウ興, 韓賢徳, 杜艾臨, 阿南清士朗, 江藤将行, 小林昇光, 胡瀛月, 鄭修娟, 金美連, 木村栞太, 9784865610321, 123, pp.19-22,2015年04月.
【論文】
・「中村満紀男 著『障害児教育のアメリカ史と日米関係史—後進国から世界最先端の特殊教育への飛翔と失速」(図書紹介), 『日本の教育史学』, 66巻, pp. 179-180, 20231001.
・「1910年代〜1920年代カリフォルニア州におけるホームティーチャーの家庭訪問—移民住居委員会による子ども対応に焦点をあてて」, 『アメリカ史研究』, 46号, pp. 69-85, 20230831.
・Multidimensional Psychometrics of Teacher Educators’ Professional Identity: An Initial Validation with Teacher Educators in Southeast Asia, Education Sciences, 13巻, 9号, 20230916.
・History of aftercare for dependent children in Japan between the 1950s and 1970s: the expectations and limitations of the vocational parent (Shoku-oya, Hogojutakusha) system, Paedagogica Historica: International Journal of the History of Education, 20230303.
・「米国ミネソタ州における知的障害児学級の教育課程の編成 —「『機会学級』のためのコース・オブ・スタディに関する報告」(1919年)を手掛かりに—」, 『九州大学教職課程研究紀要』, 7号, pp. 33-47, 20230316.
・「1900年代〜1910年代カリフォルニア州における保護観察制度の展開—都市公立学校との関係に着目して—」, 『広島大学大学院人間社会科学研究科紀要 教育学研究』, 3号, pp. 297-306, 2022.
・Educational therapeutics or a clearing house for exceptional children?: the development of adjustment rooms in Los Angeles, 1916–1923, Paedagogica Historica: International Journal of the History of Education, 59巻, 1号, pp. 90-107, 2022.
・「タイにおける「公正な教育のための基金」による格差是正措置に関する予備的検討—福祉としての教育の観点から—」, 『広島大学大学院人間社会科学研究科紀要 教育学研究』, 1号, pp. 256-265, 20201225.
・「「教育と自然」―国際教育史学会の動向を踏まえて―」(海外研究情報), 『日本の教育史学』, 62巻, pp. 150-155, 201910.
・「20世紀前半ロサンゼルスにおける「善きアメリカ人」像の形成-メリノール教会シスターズ・ホームの児童保護事業を中心に-」(研究ノート), 『移民研究年報』, 25巻, pp. 127-137, 201906.
・「道徳教育を支える法律と道徳訓の区別と相互関係性 − 田中耕太郎『法と道徳』を手掛かりに」(共著), 『教育基礎学研究』, 15巻, pp. 101-111, 201803.
・「「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」に向けてグループ活動を取り入れた道徳教育に関する一考察」(共著), 『教育基礎学研究』, 15巻, pp. 89-100, 201803.
・The Discovery of Feeblemindedness Among Immigrant Children Through Intelligence Tests in California in the 1910s, Paedagogica Historica, 54巻, 1-2号, pp. 1-15, 201803.
・「1910年代米国カリフォルニアにおける婦人保護事業 − 羅府日本人人道会による移民家族の改良」, 『九州大学大学院教育学コース院生論文集 飛梅論集』, 17巻, pp. 1-15, 201703.
・「1909年から1918年米国カリフォルニア州における移民孤児対策 − 慈善矯正委員会による人種別保護と知能調査を中心に」, 『教育基礎学研究』, 12巻, pp. 1-16, 201503.
・「小規模・高齢化集落(限界集落)をめぐる問題を「解消」する」(九州大学大学院人間環境学府 多分野連携プログラム 活動報告)(共著), 『教育基礎学研究』, 8巻, pp. 91-101, 201103.
・「在米日系移民の二世教育における永住思想 — 『名士招待一件』(1911)を通して」, 『九州教育学会研究紀要』, 36巻, pp. 167-175, 200908.
・『大阪児童福祉の先駆—博愛社の史的研究』, 「第16章 アメリカおよび中国における児童保護事業の展開—楠本六一と楠本安子の活動に着目して」, 立花出版, 2023年, 12, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 室田保夫, 大月英雄, 水上妙子, 高市勢津子, 原佳央理, 倉持史朗, 片岡優子, 今井小の実, 蜂谷俊隆, 高岡裕之, 竹林徑一, 大野定利, 元村智明, 大森万理子, チェン・リーメイ, 978-4-86617-227-9, 462, pp.401-426, 2023年12月25日.
・『医学が子どもを見出すとき—孤児、貧困児、施設児と医学をめぐる子ども史』, 「第8章 アメリカ少年司法における医学の導入と展開—フィラデルフィア市立裁判所の医療活動(1914年〜1927年)に着目して」, 勁草書房, 2023年, 07, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 土屋敦、野々村淑子、乙須翼、稲井智義、杉原薫、草野舞、田中友佳子、松本由起子、大森万理子、野崎祐人, 978-4-326-60362-6, 408, 291-324, 2023年07月20日.
・『「保護」と「分類」の教育社会史—アメリカ日本人移民の児童保護政策と中間団体』, 九州大学出版会, 単行本(学術書), 単著, 日本語, 978-4-7985-0340-0, 258, 2022年12月.
・『衡平な大学入試を求めて—カリフォルニア大学とアファーマティブ・アクション』, 九州大学出版会, 単行本(学術書), 共訳, 日本語, 978-4-7985-0335-6, 439, pp.59-99, 2022年08月.
・『ヒューマン・スタディーズ—世界で語る/世界に語る』, 「テスト、あるいは能力について」, 集広舎, 日本語, 978-4-86735-024-9, 293, pp.31-40,2022年03月.
・『孤児と救済のエポック−一六〜二〇世紀にみる子ども・家族規範の多層性』, 「「アメリカ化」から「日系人の子供は日系人の家に」—羅府日本人人道会から南加小児園への展開(一九一二~一九五二年)を中心に—」, 勁草書房, 単行本(学術書), 共著, 日本語, 土屋敦, 野々村淑子, 乙須翼, 草野舞, 足達咲希, 大森万理子, 田中友佳子, 978-4-326-60316-9, 376, pp.231-267, 2019年02月.
・『子ども論エッセンス―教育の原点を求めて― 〜すべての子どもに権利・人権を保障するとは〜』, 「IV 子どもの権利条約の歴史とこれから 2.世界児童憲章から日本の条約批准まで」, 花書院, 教科書, 共著, 日本語, 野々村淑子, 藤田雄飛, 田中友佳子, 金子研太, 清水良彦, 畑中大路, 佐藤晋平, 董秋艶, 孫雪エイ, 宮川幸奈, 大森万理子, 楊ショウ興, 韓賢徳, 杜艾臨, 阿南清士朗, 江藤将行, 小林昇光, 胡瀛月, 鄭修娟, 金美連, 木村栞太, 9784865610321, 123, pp.19-22,2015年04月.
【論文】
・「中村満紀男 著『障害児教育のアメリカ史と日米関係史—後進国から世界最先端の特殊教育への飛翔と失速」(図書紹介), 『日本の教育史学』, 66巻, pp. 179-180, 20231001.
・「1910年代〜1920年代カリフォルニア州におけるホームティーチャーの家庭訪問—移民住居委員会による子ども対応に焦点をあてて」, 『アメリカ史研究』, 46号, pp. 69-85, 20230831.
・Multidimensional Psychometrics of Teacher Educators’ Professional Identity: An Initial Validation with Teacher Educators in Southeast Asia, Education Sciences, 13巻, 9号, 20230916.
・History of aftercare for dependent children in Japan between the 1950s and 1970s: the expectations and limitations of the vocational parent (Shoku-oya, Hogojutakusha) system, Paedagogica Historica: International Journal of the History of Education, 20230303.
・「米国ミネソタ州における知的障害児学級の教育課程の編成 —「『機会学級』のためのコース・オブ・スタディに関する報告」(1919年)を手掛かりに—」, 『九州大学教職課程研究紀要』, 7号, pp. 33-47, 20230316.
・「1900年代〜1910年代カリフォルニア州における保護観察制度の展開—都市公立学校との関係に着目して—」, 『広島大学大学院人間社会科学研究科紀要 教育学研究』, 3号, pp. 297-306, 2022.
・Educational therapeutics or a clearing house for exceptional children?: the development of adjustment rooms in Los Angeles, 1916–1923, Paedagogica Historica: International Journal of the History of Education, 59巻, 1号, pp. 90-107, 2022.
・「タイにおける「公正な教育のための基金」による格差是正措置に関する予備的検討—福祉としての教育の観点から—」, 『広島大学大学院人間社会科学研究科紀要 教育学研究』, 1号, pp. 256-265, 20201225.
・「「教育と自然」―国際教育史学会の動向を踏まえて―」(海外研究情報), 『日本の教育史学』, 62巻, pp. 150-155, 201910.
・「20世紀前半ロサンゼルスにおける「善きアメリカ人」像の形成-メリノール教会シスターズ・ホームの児童保護事業を中心に-」(研究ノート), 『移民研究年報』, 25巻, pp. 127-137, 201906.
・「道徳教育を支える法律と道徳訓の区別と相互関係性 − 田中耕太郎『法と道徳』を手掛かりに」(共著), 『教育基礎学研究』, 15巻, pp. 101-111, 201803.
・「「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」に向けてグループ活動を取り入れた道徳教育に関する一考察」(共著), 『教育基礎学研究』, 15巻, pp. 89-100, 201803.
・The Discovery of Feeblemindedness Among Immigrant Children Through Intelligence Tests in California in the 1910s, Paedagogica Historica, 54巻, 1-2号, pp. 1-15, 201803.
・「1910年代米国カリフォルニアにおける婦人保護事業 − 羅府日本人人道会による移民家族の改良」, 『九州大学大学院教育学コース院生論文集 飛梅論集』, 17巻, pp. 1-15, 201703.
・「1909年から1918年米国カリフォルニア州における移民孤児対策 − 慈善矯正委員会による人種別保護と知能調査を中心に」, 『教育基礎学研究』, 12巻, pp. 1-16, 201503.
・「小規模・高齢化集落(限界集落)をめぐる問題を「解消」する」(九州大学大学院人間環境学府 多分野連携プログラム 活動報告)(共著), 『教育基礎学研究』, 8巻, pp. 91-101, 201103.
・「在米日系移民の二世教育における永住思想 — 『名士招待一件』(1911)を通して」, 『九州教育学会研究紀要』, 36巻, pp. 167-175, 200908.
研究テーマ・研究関心Research Concern
教育社会史
児童保護
福祉
移民
児童保護
福祉
移民