【2019.3.25】第17回定例セミナー「ソウル大学大学院におけるPh.Dプログラム-その問題点と新たなる挑戦-」を開催しました
[定例セミナーNo.17 集合写真]
広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は,教育の専門家ユニットの教師教育者クラスタに関連して、2019年3月25日(月)に定例セミナーNo.17「ソウル大学大学院におけるPh.Dプログラム–その問題点と新たなる挑戦–」を開催しました。
講演「ソウル大学大学院におけるPh.Dプログラム–その問題点と新たなる挑戦–」
[主催] 自然システム教育学講座次世代科学教育プロジェクト研究センターおよび基盤研究(B)「STEM系教師及び大学教員のための教師教育プログラムに関するグランドデザイン研究」(代表:磯崎哲夫) [共催] 広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)
本セミナーでは、国立ソウル大学大学院教育学研究科教授のJinwoong Song先生をお招きをお招きし、「ソウル大学大学院におけるPh.Dプログラム-その問題点と新たなる挑戦-」という題目でご講演いただきました。
国立ソウル大学(SNU)は韓国の中でも最も優秀の大学の一つで保守的なところがあることから、入学した学生は大きな変化や挑戦を求めない特徴があるといいます。そこで「‘Together’ Science Education for the Future(ToSEF)」制度を設け、奨学金制度を充実させ、国際学会での発表、国内外の学会誌への論文投稿を強く勧めるとともに、海外留学研修などを支援し、学生の多様な挑戦を強く促しています。一方で、大学教員は科学教育講座であっても教育学者よりも科学者が多く、科学の教師教育者になるための支援が必要という課題もありました。また、Song先生はゼミを家族的な雰囲気にし、学生が主体的に研究できる環境づくりに努めていることをご紹介されました。学生はSong先生の取り組みに興味津々で、質疑応答では英語でも質問していました。
今後ともEVRIは、関連するユニット・クラスタの発展に取り組んで行きます。
詳細はレターをご覧ください。
【EVRIレターNo.47】
教育学研究科HPにも掲載されています