Math-Bridges Summer Camp in Münster に参加しました

広島大学教育ヴィジョン研究センター（EVRI）の「学習空間」研究ユニットの活動の一環として、数学教育学講座の影山和也先生がMath-Bridges Summer Camp in Münster に参加しました。

６月25～28日の日程で，ドイツ・ミュンスターで開かれたMath-Bridges-Campに参加してきました。これはミュンスター大学が各国の数学教育関係者たちに呼びかけて実現した国際共同プロジェクトで，関連する数学問題と地域の橋とを集めてカレンダーの形で出版するという企画です。カレンダーはこの秋に出版予定です。
日本を含む12カ国，20名を超える参加者があり，「数学を楽しむ」を合言葉に，現実味のある数学問題の作成について連日のように話し合いました。日本からも昨年度プロジェクト「「橋」をテーマとした呉地域版＜おもしろ数学カレンダー＞の作成」の成果物を紹介し，現実と数学との深い関係について意見交換をしました。生まれ育った土地や文化は互いに違っていても，数学があれば通じ合えることを改めて実感した，充実したCampでした。
どの国も少なからず「進路保証のための数学」に悩まされているようでしたが，数学は本来的に人と共に発展してきた側面があることをこのカレンダーを通して知ることができるように思います。

数学教育学講座　影山和也（平成30年8月記）

■活動の詳細はレターをご覧ください。

【EVRI Letter No.27】

■関連する活動は下記のページをご覧ください。

【「橋」をテーマとした呉地域版＜おもしろ数学カレンダー＞を作成しました】